アルバのツーリスト・インフォメーションでレストランガイドをもらう。 立派な本だが、載っ
ているのはレストラン名と値段、営業時間、席数などの基本的な情報だけ。写真もないし、レストラン評もメニューの紹介もないので、さっぱりわからない。諦めて、歩いて良さそうなところに適当に入ることにした。
しばらく歩くと大失敗をしたことに気づく。観光名所のお昼時。どこもいっぱいなのだ。感じのいい、しかも白トリュフのメニューがあるレストランの前は行列ができている。しかも時間はもうすぐ2時。“昼食難民”の予感・・・。
サンドイッチを齧りながら歩いている人たちを見ながら「アルバまで来てサンドイッチはいやだー」と焦って歩調も速くなる。空いている店は「お昼の営業時間は終わりました」。中でデザートを食べている人の満足そうな表情がうらめしい。 中心からちょっとだけ外れたところに"Ristoro"と書かれた看板を見つけた。 Ristorante+Bistro? Profilo Gastronomicoという店だ。幸い席も、白トリュフのメニューもあった。
テイクアウトのお惣菜をやっている店だから、気取らない雰囲気だ。値段も前菜が5ユーロ以下。メインも7~8ユーロ。でもやっぱり白トリュフ料理の値段は別格だ。迷わず、細めの卵麺“tajarin(タヤリン)”と白トリュフを頼む。22ユーロだったと思う。滞在中、どこで食べても白トリュフのパスタはタヤリンだった。
学校の休暇中、家業のお手伝いをしている小学校高学年くらいの男の子が運んでくれた、白トリュフがいっぱいかかったタヤリン! 本当は目の前でシャカシャカシャカーとやって欲しかったな。ま、いいか。いただきます!
白トリュフは薄さが大切だといまさら気づく。ワインと同じで、空気との接触面積?が多ければ多いほど、香りの立ち方もよくなるのだろう(たぶん)。それからパルミジャーノ・レッジャーノも非常に重要な役割を果たしている。香りの相乗効果で、もー、クラクラです。
ワインはトリュフの香りに負けない、どっしりとした赤を。バローロ、バルバレスコがあれば尚良しです。
教訓:行き当たりばったりの気ままな旅も、時には裏目に。アルバではレストランの予約をしておきましょう!
○Ente Turismo Alba Bra Langhe & Roero(ツーリストインフォメーション)
P.zza Risorgimento, 2
12051 - Alba ( Cuneo
)
Tel.+39.0173.35833
Fax+39.0173.363878
http://www.langheroero.it
○Profilo Gastronomico
C.so Italia, 6 Alba
Tel:+39.0173.366501
http://www.ilprofilogastronomico.it/
※良さそうだったのに、入れなかった店情報・・・。
○Osteria lalibera(アラン・ドロンの夕べとかやってました)
via e. pertinace 24/a
12051 ALBA (CN)
Tel. e Fax : (+39 173) 293155
http://www.cmino.ch/lalibera.htm
○Osteria Vento de Langa
di Palladino Elena e C.
Via Elvio Pertinace, 20 / C
12051 ALBA (CN)
Tel: (+39 173) 293282
http://www.langhe.it/vento/vento.html