ジョルジュ・マルソー
しつこく、日本での”食べ物中心。”レポートを続けます。今回はフレンチを。
友人が案内してくれたのは福岡市中央区大手門のGeorge Marceau(ジョルジュ・マルソー)。
「日本人の作る、美しいフレンチが食べたい」とリクエストしたところ、案内されたのがこのお店。
インテリアは白と木目を基調としたモダンでシック。白いお皿が照明に照らされ、まばゆいほどだ。オープンキッチンなので、調理場のキビキビした雰囲気が伝わってくる。
パリのGuy Savoyで何を食べるか、さんざん迷ったメンバーが再結集。産地にこだわった素材をふんだんに使った料理はどれもおいしそう。シャンパーニュ片手にまたまた迷う。
アミューズはウコッケイの卵とパルミジャーノで作った塩味のクレーム・ブリュレ。「おもしろい!」と好評だった。
結局(30分は経過)、前菜にいただいたのは、魚介のサラダ(産地は忘れましたが、貝とかアワビとか、カニとかいろいろ入っています)と、カキのグラタンにスープを添えたもの。カキの中にはウニが。いいでしょ?
メインは、さんざん迷ったが、ジビエをおすすめされたので、仔イノシシのローストを。
どの皿もパーフェクト。美しいし、美味しいし。材料にこだわっているだけに、すみずみに行き渡るような瑞々しさがある。
特に仔イノシシは初めてロゼの焼き加減でいただいた。フランスで食べた”とことん煮込みました!”といった味わいとは対極にある。素材を殺さず、生かす調理法。これは日本人らしい。ソテーされたフルーツとのバランスも良く。
「この繊細な感じ、食べたかったのだよ~」と感激。それでいて、小さくまとまっているわけでなく、一皿一皿はかなりダイナミックなのだ。
ワインはFrederic MagnienのChambolle-Musigny!
フロマージュの頃には満腹。デザートのメロンのスープがあまりにおいしくて、写真を撮るのを忘れてしまったほど。
シェフの小西さんもとても感じの良い方で、大満足。
日本人の作るフレンチのレベル、やっぱりすごいです、と再認識。
○Georges Marceau
〒810-0074
福岡市中央区大手門1-1-27
オーテモンウェルリバーテラス1F
tel/fax 092.721.5857
http://www.9syoku.com/gm/index.html
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