Hawaii話 ③読書@ハワイ島
映画公開時に購入したものの、積ん読状態だった『ミレニアム』シリーズ(ハヤカワ文庫)が、今回の旅の本になった。
スウェーデンの作家、スティーグ・ラーソンの三部作からなる小説。全世界で6200万部を売り上げたベストセラー。ちょっと怖い。
この程度の予備知識、先入観なし(主人公は、D.クレイグを思い浮かべて読んだくらい)で読み始めたというのに、すっかり引き込まれてしまった。
登場人物ひとり一人が細かく描写され、それぞれの話が同時進行しながらストーリーが進んでいく。そこがとてもおもしろい。
しょっちゅうサンドイッチ食べてるなあ、コーヒーメーカーはElectrolux社製なのだろうな、シンプルだけどインテリアかっこいいんだろうな…など、北欧をイメージしながら読めるのも楽しみのひとつ。
そしてなにより、そのストーリー。
ハラハラ、ドキドキどころではなく、あまりの恐ろしさに本を閉じてしまうこと、たびたび。
息を詰めて読んでしまい、緊張で肩が凝ってしまった。続きが知りたくて、ついつい夜更かしもしてしまった。
リラックスして読書するのを楽しみに来たようなものなのに…。
帰路の機内でも「ひぃ〜〜」(楳図漫画風に)とひとり、心の中で叫びながら読み続けたのだった。
帰国後、さっそく映画『ドラゴンタトゥーの女』をDVDで観た。
かなり端折られていたけれど、オープニングタイトルが衝撃的で、何日も頭から離れない。「移民の歌」のカバーもかっこいい。さすがD.フィンチャー。
『007』にありそうな気がするのは、D.クレイグのせい?
※読書@ハワイ島の友。
地元ブルワリー、KONA BREWING Co.のビール(写真右)&地元産のマカダミアナッツ。
スーパーでは、日本と同様、いろんな種類のビールがあるので迷ったが、一番ラベルがかわいかったので選んだ。ラガーとエールをいただいたが、他にも数種類作られている。レストランでは地ビールとして出されていたので、きっと人気のブランドなのだろう。
工場見学もできるので、ハワイ島の観光プランに加えても。
常夏ハワイでも、ラーソン三部作は、書店で平積みになっていた。ペーパーバックとはいえ、まだまだ人気は続いている様子。
安くなっていたので、英語版で読んでみようと第1部『The Girl with the Dragon Tattoo』を購入。秋の課題図書です。
○KONA BREWING Co.
http://konabrewingco.com/
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