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2011年4月 7日 (木)

謹んで地震災害のお見舞いを申し上げます。

 

このたびの地震で被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。

あの日以来、いろんな事が起きました。

予想さえしていなかった事も。
いろんな事を改めて考えさせられる日々です。

うす暗くて静かな東京を初めて見ました。
失ってしまったものを思い出してしまい、なんだか哀しい。
せめて、普段通りに生活しようと努めてみると、それ自体を不自然に感じてしまい・・・。

そんな後ろ向きな気持ちから抜け出せず、なかなかブログの更新ができずにいました。前に進むために少しずつ再開していきたいと思います。

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2010年7月13日 (火)

バルセロナ2010 ⑤Camp Nou Experience

 

 

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 イニエスタ、世界王者弾!

 W杯決勝戦はスペインがオランダを0-1で破り、初優勝した。

 おめでとう!


     

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 イニエスタをはじめ、スペイン代表にはバルサ選手が7人
 しかも、今大会のスペインの得点はすべて彼らによるというから、バルセロナはさぞ盛り上がっていることだろう。

 バルサ人気は今後ますます高まるに違いない。


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 FCバルセロナの本拠地、カンプ・ノウのツアー

 ミュージアム、スタジアム、ロッカールームなどを見て回る。

 R.マドリッドの施設と比べると小規模だが、ファンには見ごたえ十分。

 バルサの歴史をたっぷり勉強できる。

 バルセロナを代表するアーティスト、ジョアン・ミロによるポスター(写真左下)バルサ75周年を記念して制作された作品だとか。

 

 マルチメディアエリアの35メートルの巨大スクリーンに映し出される名場面や、紙吹雪の舞う優勝シーンは迫力満点。

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 すっかり盛り上がってしまい、プレイヤーズ・トンネルを通ってスタジアムに出る時には、選手でもないのになんだかウキッとしてしまった。

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 参考記事

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2010年7月 1日 (木)

ensemble, c'est tout

 

 日本代表、惜敗。
 彼らの闘志が痛いほど伝わっていただけに、ただただ残念だ。
 今後一層の活躍を期待するしかない。

 大躍進の立役者の一人、松井大輔選手について書かれた記事の一文が目に留まった。
 『2008年、フランスで松井が運転する車に乗せてもらった。路地を走る松井が「フランスは不便。でも、やり方と交渉次第でたいてい可能になる。いい加減だけど、そこが面白い」とつぶやいた』(6月30日付朝日新聞)

 フランスに6年。『キャプテン翼』チックなテクニシャンであっても、外国人。チーム、フランス人社会に馴染むためにいろんな努力や苦労をし、たくましさや図太さ、自信を得て今に至っているのだろう。日本では、”華やかなパリ”ばかりが強調され、実際に住んだ時とのギャップはあまり語られることはない。ぽつりと漏らした言葉にシンパシーを感じずにはいられなかった。

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 今回のW杯のフランス代表の問題で明かにされたように、フランスは人種、階級、宗教など根深い問題を抱える国でもある。

 フランス人でさえ大変なんだと知る映画が、オドレイ・トトゥギヨーム・カネ『Ensemble, c'est tout』(「幸せになるための恋のレシピ」2007年・仏)だ。

 パリのアパートの屋根裏に住む清掃員の女性、同じアパートに住む名家出身のインテリだが言語障害で希望の仕事に就けない男性、間借りするマッチョなキュイジニエの男性が織りなす物語。

 

 調理場のシーンのDVDジャケット(写真左)を見て、「料理のシーンが多そう!」と借りたのだが。
 心に暗い部分を抱えた若者たちが、都会で暮らす孤独感を埋め合わせるようにつながりを深めていく。お気楽なロマ・コメではない。
 質素な感じ、貧乏な感じ、不幸せな感じ、仕事に疲れた感じ、身勝手な感じなど、リアルに描かれすぎて、最初は見ていて息苦しい。寒々しい冬のパリ、古いアパートのすすけた感じ、薄暗い照明がもの哀しさを増長させている。

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 とはいえ、物語が進むにつれ、映画は少しずつ色彩を増していく。

 元気になると食欲がわくのか、食べるから元気になるのか。
 田舎の豚祭りLa Coupoleでの食事、キュイジニエが焼いたクレープ、誕生日のお祝い食事会…食事のシーンを通して、皆が生き生きしてくる様子が描かれる。食べることはやはり大切なのだ。

 

 6区、7区での撮影が多いのか?、懐かしい風景にもキュンとなる。(ギヨーム・カネの働くレストランはアンヴァリッドLe Divellec?) ローラン・ストッカー演じるフィリベールの人柄、イヴ・モンタン「A byciclette」の軽やかな歌声にも癒される。

 灰色の世界から一変。金色の光に包まれるような幸せなエンディングに胸が温かくなる。
 不便なフランス生活にお疲れのとき、ぜひぜひ。

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2010年6月27日 (日)

打倒パラグアイめし?

 

 

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 レ・ブルのゴタゴタには驚かされた。
 とても残念な結果になってしまった。

 一方、日本代表の快進撃にも驚かされている。
 手のひらを返したような”もてはやされぶり”にも!

 注目のパラグアイ戦は火曜日。

 観戦のお供になりそうなパラグアイ料理をネットで調べて作ってみた。
 参考サイト

 数あるパラグアイ料理の中から選んだのは、salsa de tomate(サルサ・デ・トマテ)
 一口大に切った牛肉をトマト、タマネギ、ニンジン、ピーマン、マッシュルームで煮込んだもの。オレガノとクミンの香りが食欲をそそる。

 バターライス、パスタを添えたり、おじやのようにご飯を煮込んでいただいてもいいらしい。今日はバターをからめたタリアテッレを添えた。

 オーブンに入れっぱなしでできるので、観戦メニューにぴったり。見たことも、食べたことがないので、合っているかどうかわからないけれど。

 なにはともあれ、
 がんばれ、ニッポン!


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2009年11月20日 (金)

Il y avait main

 

 「ハンドだった」
 流行語大賞に選ばれそうな勢いだ。アンリが”炎上”している!

 W杯欧州予選のプレーオフで、フランス代表アイルランドに辛勝し、出場を決めたものの・・・。決勝点を”ハンド”でアシストしたアンリは、すっかり、”チーター”呼ばわり。アイルランドのラジオ局ではさっそく”Cheat It(Beat Itの替え歌)”が流された。フランスのメディアもレ・ブルを手厳しく批判。再試合を巡り、アイルランド首相がコメントするなど、国際問題に発展しそうなほどの大騒ぎだ。

 ケロッとした様子で、悪びれずにインタビューに答えるアンリがなかなか笑える。新”神の手”はアンリに決定。

 こうなったら、絶対優勝しなければ。アンリ、がんばれ!



Img_3229_2 Img_3236  ※”ハンド”で、無理やり、料理ネタ。

 リッツマカロンを習った時。モンテした卵白と他の材料を合わせるのにシェフが”素手”で混ぜ始めたので驚いた。

 泡をつぶさないため、よく混ぜるためだと説明していたが、なぜマリーズを使わない? パティスリ出身の生徒は眉をひそめていたので、キュイジニエの技、もしくは”おばあちゃんの知恵袋”的テクニックなのかもしれない。(あまりにびっくりして写真を撮るのも忘れたため、写真がありません)

 はがしやすくするため、焼き上がったマカロンの天板とシートのに水を入れてモクモク蒸気を上げたのにも驚いた。(写真右)

 

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2009年7月 4日 (土)

Dinner in The Sky

                            

 Figaroのサイトで、こんなイベントを発見。

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 Dinner in The Sky a Paris.

 イスタンブール、ブダペスト、バルセロナ、そしてドバイなど世界各地で行われてきたイベントが9月パリ、初登場。

 チュイルリー公園上空50メートルの高さにクレーンでつり上げられたテーブルで食事をするのだ。

 シャンゼリゼ、コンコルド広場、エッフェル塔などパリの街を見渡す、360度のパノラマが広がる。

 遮るものはなにもない。(足もブラブラ?)

 この絶景と一緒にいただく料理を作るのは・・・なんと、Pierre Gagnaire、Alain Passard、Yannick Alleno、Guy Martin、Thierry Marx、Michel Rothなど、ミシュラン常連、そうそうたる顔ぶれのシェフたち。
 しかも、シェフ自らテーブルでゲストに料理をサーヴしてくれるのだとか。

 一見、”キワモノ”っぽく感じてしまうイベントなのに、ここまで”銀河系”シェフ軍団をそろえると、俄然、注目してしまう。

 

 いろんな意味で、パリを満喫するイベント。
 本当に、「天にも昇る気持ち」になれるかもしれない。

 高所恐怖症の私には絶対無理ですが。
 (想像しただけで、目の前がクラクラします)

 


 ○Dinner In The Sky Paris 2009
  9月11日〜15日まで。

 ※気になるお値段は、一人924ユーロ(1回22人定員)。そのうち100ユーロはFédération des Maladies Orphelines(病気療養児のための組織)に寄付される。

 予約:http://www.cuisinecreative.com/


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2009年6月23日 (火)

(それでも)恋するバルセロナ

 

Pa100052_3  俊輔エスパニョールへ。

 

 C.ロナウドカカvs俊輔。はもちろん。

 アンリ(←ファンなので)vs俊輔、メッシvs俊輔、のバルセロナ(カタルーニャ?)・ダービーをぜひ、現地で見たいものだ。(←超ミーハーですね)

 

 バルセロナを舞台にしたW.アレンの新作も公開間近。年のせいだろうか、最近ようやく、W.アレン作品のおもしろさに目覚めたところなので、こちらも楽しみ。

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   バルセロナへの思いが募る今日このごろ、なのだ。

 

 

   

 


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 ※バルセロナは5年前、一度だけ訪れたことがある。

                          
 サグラダ・ファミリア、イグアナのグエル公園・・・週末を使い、駆け足で、ささっと観光地を回った。(撮影した写真も、ベタな記念写真ばかり・・・)

 

 街のあちこちに、目移りしてしまうほど豊富な種類のタパスが並んだバル。ビールもおいしかった。

 ぶらりと入った古いカフェのチュロス(写真右)

 チョコ・フォンデュのような濃厚なチョコレートに驚いた。チュロスを挿したら、垂直に立ちそうだ。


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 おみやげはもちろん、ハモン・イベリコ(写真左)

 スーパーのハム売り場のおじさんに「一番おいしいのを!」とリクエストして購入。
 5年前の画像。スライスの仕方が恐ろしくへたくそ。むちゃぶりにも程があります。


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 バルセロナのタクシー(写真左下)は一度見たら忘れられない、独特の配色。

 黒と黄色のツートンには、なにか意味があるのだろうか?

 

 

 おいしい食事と、目をひく建築物、そしてフット!・・・近い将来、きっと再訪できますように!

 

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2008年11月10日 (月)

星に”疲れた”男

 11月9日付朝日新聞朝刊によると、ブルターニュ地方カンカルのレストラン「メゾン・ド・ブリクール」のシェフ、オリヴィエ・ローランジェ氏は同店を12月15日に閉店し、2006年以来キープしているミシュランの三つ星も返上すると発表した。肉体的についていけないのが理由だという。

 1996年のジョエル・ロビュションに始まり、アラン・サンドランス、アンワーヌ・ウエステルマンが星を返上してきた。それだけ、シェフたちにとってミシュランの星がもたらすプレッシャーは大きいということだ。「三つ星は時に、アキレス腱にもなり得る」とローランジェ氏は話す。(参考)

Img  このニュースで、久しぶりに手に取った本が、『星に憑かれた男』
 ブルゴーニュの今はなき名店「ラ・コート・ドール」のオーナー・シェフ、ベルナール・ロワゾーが悪戦苦闘しながらも三つ星を獲得するまでのサクセス・ストーリーだ。
 ご存知の通り、ロワゾー氏は2003年に猟銃自殺。原因は不明だが、ゴー・ミヨーやミシュランでの降格が理由のひとつとうわさされたものだ。

 おいしい料理を提供するだけでは、ミシュラン3つ星を獲ることができない。この本を読むとそんな裏事情が見えてくる。
 そして、ミシュランの星に”憑かれる”と、本当に”疲れる”ことがよくわかる。

 栄光の座を自ら降りたローランジェ氏。
 メゾンは閉めるが、「今後はもっと広く、多くの人々に向けて料理をしたい」と、ビストロ「Le Coquillage」でその創作活動は続けるという。スパイスの研究も。

 思い切った”かじ切り”に拍手を送りたい。

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2008年9月15日 (月)

アラサー(around 30€)の悦楽。 ①はじめに

                             

 ついに1ユーロ140円台に。

P1110341_2  「ユーロバブル、はじける」などという見出しを見ると、超ユーロ高のなかで(つまりバブル期に)生活していた身としては、複雑な気分になる。
 渡仏した2003年当時は120円台だったのに、徐々に値を上げ、最終的には170円に届くほどになった。そしてこの夏渡仏した時に使ったカードの請求レートは、堂々の(?)170円台だったのだ。
 「今後は行きやすくなるさ」と強がってみるものの・・・。

 ユーロ高を謳歌し、好況にあるパリにあっても、レストラン業界は別なのだろう。
 星付きレストランの多くが外国人観光客や富裕層で占められるのに対し、普通のパリジャン、パリジェンヌでにぎわっているのは、30ユーロ前後のmenu(前菜、メイン、デザート)が食べられる店ではないだろうか。
 ガイドブックを見てみると、例えば、ミシュランでは33ユーロ以下ルベイでは30ユーロ以下のムニュのあるレストランを検索できるようになっている。 
 ”アラサー(around 30€)”の攻防があるのだ。

 円安に苦しんだ私は、滞在後半、”アラサー”レストランに行く回数が増えた。

 ”リーズナブルなレストラン”と、侮るなかれ。
 値段、質、量といったコスト・パフォーマンスだけではなく、独創性に富んだ店のなんと多いこと!
 皿使い、プレゼンテーション、食材の組み合わせ・・・星付きレストランも舌を巻く新たな試みの数々で、パリのレストラン巡りに新たな喜び、魅力を添えているのだ。

 次回から、古くなった画像もあるが、訪れた”アラサー”レストランをポツポツご紹介。
 見てね!

 

 ※写真はドイツ、フランクフルトにある欧州中央銀行本店前のモニュメント

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2008年9月11日 (木)

あれから7年

 

P1130348_2 あの日から7年がたった。

 あの日、遅めの夏期休暇でハワイの島に滞在していた私は、空港閉鎖により、それから数日間、島に閉じこめられてしまった。

 

 なすすべもなく、テレビのニュースを見る。
 信じられない光景が何度も何度も繰り返し放送されているというのに、見ている私のいる場所は嘘みたいに平和なのが奇妙だった。

 

 去年、ニューヨークに行ったとき、7年前の悲惨な事件を伝えるメモリアル・ミュージアムを訪れた。
 ぐにゃりと曲がった鉄骨、何十階も階段を下りて、すり減ってしまったパンプス、行方不明の家族を探す”尋ね人”のポスター・・・。すべてが生々しすぎて、見ているだけで苦しいし、つらい。
 思いもよらない事件に巻き込まれ、亡くなった方々やご家族の無念を思うと、胸に込み上げてくるものがあった。

 再建中のワールドトレードセンター(WTC)跡地を眺めていると、ふいに、初めてNYを訪れた時、WTCからこの街を見下ろしたことを思い出した。
 視界が霧でかすむようなビルの高さに驚き、アメリカのすごさを体感した瞬間だった。
 世の中は、今よりずっと単純だった気がする。
 

 あれから20年余り。あの建物は、跡形もなく消えてしまった。

 静かにたたずむ親子は、何を考えているのだろう?


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