セルビアの思い出②
ベオグラードに次ぐ、二番目に大きな都市で、ドナウ川左岸にある。
紛争時には川にかかる三つの橋が破壊されるなど、NATOの空爆を激しく受けた場所だ。丘の上からドナウ川を見下ろすと、その川幅の広さ、豊かな水量に圧倒される。ゆったりと流れる雄大な光景に、過去に起こった悲惨な出来事を忘れてしまった。
ノヴィサド中心部の広場を散歩した後、カフェで休憩。
知人に勧められ、「トルコ・コーヒー」なるものを注文した。セルビアなのにトルコ・コーヒーとはこれいかに? オスマン・トルコ占領時代の名残なのだろうか。
出てきたコーヒーは、ギョッとするほど濃かった。
表面が泡だっているが、エスプレッソの泡立ちとは違う。
どろりとして、透明感がない。
馴染みのない味で、砂糖をたっぷり入れなければ飲めそうもない。
「口の周りについていないかな〜」と何度も拭いて飲み終えると、カップの底には沈殿物が。「これで占いができるんだよ」と知人はカップをひっくり返した。
カップを元に戻し、この筋がこう流れているからこうだ・・・とかいろいろ説明してくださったが、さっぱりわからなかった。ここではだれもがコーヒー占いができるのだろうか?
ちなみに、トルコではお茶ばかりでコーヒーを飲む機会がなかったので、本場のトルコ・コーヒーと同じかどうかもわからない。
※ドナウ川を見下ろす高台のレストランで食事(写真右)。天気が良い日で、テラス席が気持ちいい。
チーズを巻いて揚げた巨大なトンカツ(?)は、チーズがとろけ出て美味だった。
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