Avignonの思い出④完結編
アヴィニヨンでは闘牛(Torro)も観た。いわゆるスペインの闘牛とはちょっと違う。あんなにきらびやかな衣装を着た闘牛士はいない。白いTシャツに白いパンタロン。
それから闘牛士の数が10人くらいいる。スペインのは何人いるのか、知らないが。
でも、一番の違いは、Torroを殺さないという点。闘牛士はカギ爪のような道具で、角に巻いた糸を取るというルールだそうだ。
おびき寄せる係りが声を上げ、牛を挑発する。その隙を狙って糸を取る係りが走り寄る! 牛が気づく! 塀によじ登り、逃げる! 怒った牛が塀を壊す! という手に汗握る迫力を味わえる。闘牛士がビョーン、ビョーンと塀に登る様は映画「yamakasi」みたい、と言えばわかってもらえるだろうか?
で、お昼に入ったビストロの定食は「Torroの煮込み」だったので、好奇心で注文してみた。味はブフ・ブルギニョン(boeuf bourguignon)みたいだったが、肉が普通の牛肉より脂身が少なかったくらいで、キワモノではなかった。
旅の総括
行きたかった星つきレストランに行く暇もなく、特別なものを食べたわけでもなかったが、それでも十分おいしかったのは、おいしい食材とシンプルな調理法の食事にたくさん出会えたからだろう。
ぜひ、また行きたい。
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