Hawaii話 ④モノクロームの世界
走っても、走っても、目の前に広がるのは真っ黒な溶岩ばかり。
ハワイ島、キラウエア火山国立公園から東へ下り、海へと向かう道、Chain of Craters Roadを車で走る。流れ出た時のうねりを残したまま固まった溶岩(lava)がむき出しになっている。青い空、遠くの海、そしてところどころに生えた草木を除けば、そこはモノクロームの世界なのだ。
Big islandと呼ばれるハワイ島は、ハワイの島の中で一番若く、大きい。そして活発に続く火山活動により、今も成長を続けている。どろりとした溶岩が海に流れ込み、蒸気を上げながら固まっていく様を見ると(ビデオで、ですが)、陸地とはこうしてできるのだと妙に納得した。
煙が立ち上るハレマウマウ火口を見た後、 T.ジャガー博物館で、ハワイ島の火山について学ぶ。ハワイの神話に登場する女神ペレの”髪の毛“や”涙“と名付けられた、珍しい火山砕屑物も展示されている。ゴツゴツした溶岩をアア(aa)、右の写真のような滑らかなものをパホエホエ(pahoehoe)と言うのだそうだ。真っ黒のアアだらけの場所に立つと、巨大なガトーショコラを連想するのは私だけだろうか。
溶岩が砕けてできた黒砂のビーチ、Punaluu black sand beachへ足を伸ばす。黒い砂と打ち寄せる白い波しぶきのコントラストが美しい。
裸足で歩くと、当然ながら足が真っ黒になるのがおもしろい。
見たことのない景色と出会えて感激。旅はやっぱりいいですね。
※スーパーで買った塩、Black Lava Hawaiian sea saltとPele's Fire Hawaiian seasoning salt。(写真右下)
黒いのは溶岩ではなく、活性炭。さて、何に使うとおもしろい?
シーズニングソルトは薫製のパプリカ、チリ、カイエンヌパウダーなどスパイシーなブレンド。肉・魚、どちらでも合いそう。ニンニク入りマヨネーズに混ぜて"Pele's fire Aioli"にしても。
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