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2009年11月11日 (水)

マドレーヌのへそ

 

Img_3622_2_3 久しぶりにマドレーヌを作った。

  マドレーヌは、日本でも馴染みのあるフランス焼き菓子のひとつ。

 

 映画『Le Transporteur2』(2005年・仏)では、Francois Berleand扮する仏人刑事が、バカンス先のマイアミでマドレーヌを焼く場面があった。

 主人公は英国人Jason Stathamのカー・アクション映画。ポスターだけ見るとフランス映画に見えない。マドレーヌはフランス色を出そうとする演出だったのだろう。たぶん。

                       

 マドレーヌ、数あれど。
 特に有名なのが、”Madeleine de Commercy”
 フランス北東部ロレーヌ地方コメルシーという街がマドレーヌ発祥の場所なのだとか。パリのスーパーでも袋入りで販売されているほどポピュラーだ。

 コメルシーのマドレーヌは、バター、小麦粉、卵、レモン、砂糖が主な材料。日本で昔からある丸型ではなく、貝殻の型で焼く。ベーキングパウダーを使い、ぽっこりとおへそのようなふくらみがあるのが特徴だ。

 スタージュ先のレストランで、ミニャルディーズ用に小さなマドレーヌを焼いていた。
 最初は”へそ”の存在など知らなかったのだが、パティシエールが「温度差を作るとよく膨らむよ」と教えてくれた。
 生地を絞った型を少し冷やしてからオーブンに入れてみた。小さいけれど、それぞれちゃんとへそがぷっくり膨らんだ。

 かわゆい・・・。

 だれも気にもとめずにぽいと口に放り込むだろうけれど。
 「昨日よりかわゆい”へそ”を!」。そこだけミョーにこだわって、毎日焼き続けたのだった。

 

Img_3633_2_2

 


 ※マルセル・プルースト『失われた時を求めて』で登場する”プチット・マドレーヌ”coquilles Saint-Jacques(ホタテ貝)の形の焼型。写真のマドレーヌよりもっと丸い。舞台になったCombrayという町にはそのマドレーヌが買われた店が存在するのだとか。

 

 物語に出てくる料理を再現した本、『プルーストの食卓』(宝島社)を読み返すと、アラン・サンドランスが料理を担当していた! ベーキングパウダーは使わず、赤砂糖はちみつを加えるルセット。焼き上がりはもっとしっかりした感じ?

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