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2009年3月

2009年3月20日 (金)

一生に一度は食べてみなくてはならないものすべて

 

Img_0002 一時、長〜いタイトルの本が流行ったが。

 『Tout ce que vous devez avoir goute au moins une fois dans votre vie(あなたの人生において最低一度は味見しておかねばならないものすべて)』(chene)

 この本もなかなか負けてない。

 2003年に出版された本らしいが、昨夏、渡仏した時に見つけて、買ってしまった。

 Le Caviar d'Iran(イラン産キャヴィア)、 Le Jambon de Race Iberique de Bellota(ベジョータ産イベリコハム)、La coquille Saint-Jacques de Dieppe(ディエップ産ホタテ)、La Truffe Blanche d'Alba(アルバ産白トリュフ)・・・垂涎の食材の数々にページをめくる手が速まる。

 Le Boeuf de Kobe(神戸牛)、Le Fugu(フグ)など日本が世界に誇る食材も。世界の美味なる逸品、70食材を解説している。
 食材をアーティスティックなアプローチで撮影した写真もすばらしい。

 これらの食材を使ったルセット本でもある。
 ルセットはすべて、祝!3つ星!「ル・ブリストル」エリック・フレション氏によるもの。

 Le veau de lait eleve sous la mere(Correze,Limousin ou Perigord)(コレーズ、リムーザン、ペリゴー産乳のみ仔牛)の項目では、Ris de veau braises a la cannelle, epinards, muscades(シナモン風味のリ・ド・ヴォーのブレゼ、ホウレンソウとナツメグ添え)が。

Img_0204_2  ブリストルには1度しか行ったことがないが、その時にいただいて感激した料理に似ている(写真左)

 シナモン(?レモングラスだったかもしれない)10本くらいをしばりつけてブレゼしたリ・ド・ヴォーを目の前でサーブしてくれる。ねっとりした肉質にソースがからみ、うっとりするようないい香り・・・。

 これまでいただいたリ・ド・ヴォーの中で、最高の一皿だった。

 中庭もすてきだし、フレション氏にもお会いでき、大満足した良い思い出ばかり。以来、ブリストルは私の中では「もう一度行きたい店」としてあこがれている、不動の存在なのだ。

 場所柄、要人の利用も多く、私が訪れたときは日本語のメニューがあった。うわさによると、あの”もうろう大臣”もお気に入りなのだとか。本当なら、うらやましい限りだ・・・。

 

 

 

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   ○Hotel Le Bristol Paris
 112 Rue du Faubourg Saint-Honore
 75008 Paris
 TEL:01 53 43 43 00
   metro:Miromesnil/Saint-Philippe-du Roule

 ※訪れたのはリニューアル前、もう4、5年前のこと。

 コルドンの実習の指導に来ていたブリストルのキュイジニエたち注文すべき料理を事前に取材。「今の季節なら、リ・ド・ヴォーかmerlin(タラの一種)だよ!」。おかげで、すべて大当たりだった。

 写真右は「デザートは絶対、これ!」と念を押された”イチゴのファンタジー”。いろんなイチゴ三昧。今もメニューにあるのだろうか?

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2009年3月18日 (水)

セルビアの思い出②

 

Img_3543 セルビア北部の街、ノヴィサドへ。

 ベオグラードに次ぐ、二番目に大きな都市で、ドナウ川左岸にある。
 紛争時には川にかかる三つの橋が破壊されるなど、NATOの空爆を激しく受けた場所だ。丘の上からドナウ川を見下ろすと、その川幅の広さ、豊かな水量に圧倒される。ゆったりと流れる雄大な光景に、過去に起こった悲惨な出来事を忘れてしまった。


 ノヴィサド中心部の広場を散歩した後、カフェで休憩。
 知人に勧められ、「トルコ・コーヒー」なるものを注文した。セルビアなのにトルコ・コーヒーとはこれいかに? オスマン・トルコ占領時代の名残なのだろうか。

Img_3548  出てきたコーヒーは、ギョッとするほど濃かった。
 表面が泡だっているが、エスプレッソの泡立ちとは違う。
 どろりとして、透明感がない。
 馴染みのない味で、砂糖をたっぷり入れなければ飲めそうもない。

 「口の周りについていないかな〜」と何度も拭いて飲み終えると、カップの底には沈殿物が。「これで占いができるんだよ」と知人はカップをひっくり返した。

Img_3550  カップを元に戻し、この筋がこう流れているからこうだ・・・とかいろいろ説明してくださったが、さっぱりわからなかった。ここではだれもがコーヒー占いができるのだろうか?

 ちなみに、トルコではお茶ばかりでコーヒーを飲む機会がなかったので、本場のトルコ・コーヒーと同じかどうかもわからない。

 

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 ※ドナウ川を見下ろす高台のレストランで食事(写真右)。天気が良い日で、テラス席が気持ちいい。

 

 

 チーズを巻いて揚げた巨大なトンカツ(?)は、チーズがとろけ出て美味だった。

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2009年3月13日 (金)

恋しいviennoiserie

 

Img_3620 引っ越し先の近所のパン屋さんがイマイチで、がっかり。
 おいしいパンを買うには、車で出かけなくてはならなくなった。

 「おいしいお米生活」と引き替えとはいえ、どこでもそれなりにおいしいパンが安く買えた日々が懐かしい。

 日本では”バケット”と書く店が珍しくないくらい、バゲットのレベルはいろいろだが、クロワッサン、パン・オ・ショコラなどヴィエノワズリ(viennoiserie)のおいしい店を探すのはもっと難しいような気がする。

 バター? 粉? 焼き加減?

 

 サクサクしたデニッシュ(そもそも、別物ですが)をかじりながら、パリのヴィエノワズリを思い出す。

 朝、近所のパン屋さんで買ってきたヴィエノワズリはバターの香り、たっぷり。無造作に入れた紙袋に油がにじんでいる。焼きたてなのか、ほんのり温かい時もある。
 ボロボロと屑を散らかしながら、もっちりした生地をひきちぎる。指をベトベトにしながら、牛乳をたっぷり入れた濃いコーヒーと一緒に食べるとそれはそれはおいしいのだった。


 ※写真は、パリ最後の朝に差し入れていただいたcaretteのヴィエノワズリ(
←紙皿ですね)。
  大好物のpain au raisin、pain au chocolat、もうひとつのクネクネは何だっけ?

 ○CARETTE

   4 place du Trocadero

     75016 Paris

     TEL:01 47 27 88 56

     FAX:01 47 27 26 09

   http://www.carette-paris.com/

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2009年3月 4日 (水)

超簡単ショコラ・ショー! tchocolat

 

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 桜のつぼみのふくらみに春の到来を感じていたのに、再び寒さが。

                      
 こんな時にこそ・・・と、とっておきのものを取り出した。
 いただきものの"tchocolat"。ドイツのショコラティエ(?)、Coppeneur製のショコラ・ショーだ。

 温めた牛乳にバトン型のチョコレートを入れ、かき混ぜるだけでホット・チョコレートができる。

 インスタントと侮ってはいけない。
 マダガスカルとエクアドルのBIOのカカオ・プランテーションで作られた、本格派の”チョコ・ロリポップ”なのだ。

 

Img_2695  フレーバーは、Bourbon Vanilla、Hacienda Iara 72% Pure Cocora、Menavava-72% Pure Cocoa、 Caramel、Hacienda Iara-72% Cocoa & Chilli、Menavava-52% Cocoa & Vanillaの5種類がある。

 

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 湯気の上がる牛乳にチョコレートがするすると溶けていく。
 今回いただいたのは、マダガスカルのプランテーション、Menavavaの72%カカオ。

 マダガスカル産カカオのタブレットを口の中で溶かしている感じ。カカオの存在感が強い、コクのある味わい。バターの感じも強い。適度な甘さ。

 牛乳の量を変えれば、好みの濃度でいただける。薄めにしても、どろりと濃厚にしても。 

 有名ショコラティエの即席ショコラ・ショーも数あれど、お手軽さではこのtchocolatに軍配が上がるのでは。

 

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