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2008年12月17日 (水)

プラリーヌ物語

 

Img_2384_2 praline(プラリーヌ)praliné(プラリネ)

 よく聞く言葉だけれど、きちんとわかっていないので、尋ねられてもしどろもどろ・・・。
 違いを一度整理してみたい。(←年末っぽく)

 

 『フランス料理用語辞典』によると、

 ・praline:カラメルでおおったアーモンド。
 ・praliné:①煎ったアーモンドやへーゼルナッツにカラメルをからめてつぶしたもの。カカオと合わせてキャンディなどに入れたりする。②プラリネ入りバタークリームをはさんだスポンジケーキ。
 とある。

 さらに、アーモンドやヘーゼルナッツにカラメルをからめてつぶした、菓子用の材料の材料、pralin(プララン)というものもあるそうだ。

 プラリーヌをつぶしたらプラリネになる? まだよくわからない。

Img_8552 wikipediaを検索すると、プラランチョコレートを混ぜたものをプラリネと呼ぶとある。

 このプラリネをもとに大発明をしたのが、ベルギーの王室御用達チョコレートで知られるNeuhausJean Neuhaus氏。1912年、プラランをチョコレートで包み込んだ「プラリネ」を開発。いわゆるbonbon au chocolatの一種で、La praliné belge(ベルギーのプラリネ)と区別されている。

 このため、英語圏やドイツ、オランダ、ベルギーでは総じてチョコレートのことを”プラリネ”と呼ぶという。本当だとしたら、なんと乱暴な!(写真左ベルギー・ブルージュのチョコレートショップ。確かに”pralinéという文字が左端に見える)

 

 一方、プラリーヌの起源はさらに17世紀までさかのぼる。

 1671年、Plessis-Praslin元帥(1598-1675)の料理人、Clement Lassagneは、不器用な給仕がボウル一杯のアーモンドをぶちまけたのに怒り狂い、煮えたぎる砂糖をアーモンドの上にひっくり返してしまった。
 さて、美食家で知られる元帥がデザートをお待ちだ。どうしよう。絶望し、途方に暮れたシェフは仕方なく砂糖の冷めたアーモンドを出したところ、好評を博し、彼の名前をとってプラリーヌと名付けられたという。
 プラリーヌで有名なMontargisのMazetの創業者、Leon Mazet氏はこのPraslin元帥の食卓官吏(officier de la bouche)だったのだとか。(参考)

   ふーん。

Img_8596 チョコレートやケーキに入っているナッツの風味濃厚なクリームがプラリネ?

 パリの街角の露天で売られているピーナッツの砂糖がけはプラリーヌの一種と言えるのだろうか?

 次回へ、つづく。

 

 ○Confiserie Mazet de Montargis
  43 rue du General Leclerc
  45200 Montargis
  TEL:02 38 98 00 29
  FAX:02 38 98 25 59
  http://www.mazetconfiseur.com 

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