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2008年10月

2008年10月23日 (木)

ないものは作るしかない ③ニョッキ

 

Img_0955  最初にお断りしておくが、これは”白玉”ではない。
 ジャガイモの「ニョッキ」だ。

 ニョッキ(gnocchi)
 イタリア料理のパスタの一種。

 隣国なのにフランスは茹ですぎたパスタを平気で食べるような、日本に比べると”パスタ文化後進国”(←私見ですが)だが、なぜか生麺タイプは充実している。アルデンテが嫌いなのだろうか。イタリア総菜店にもよく売られているし、スーパーの冷蔵売り場での品ぞろえも多彩だ。

 生麺は調理時間も短く、使ってみると結構、便利。パスタに関してはかなり頑固者だったはずなのに、冷蔵のニョッキをしばしば買うまで落ちてしまった。茹でてソースに絡めて良し、バターでカリッとソテーしても良し。ちょっとした付け合わせにもなるから何かと重宝していたのだ。

 久しぶりに食べたいと思ったが、日本で売られているイタリアからの輸入ニョッキは高価なので手作りすることに。

 作り方も材料もシンプルだ。茹でたジャガイモを裏ごしし、卵と粉、塩・コショウを混ぜるだけ。今回はオリーブオイルも加えてみた。チーズを加えるレシピもある。
 テキトーに目分量で粉を加えたせいか、少し柔らかすぎた。ひし形に切ったのに、つまみ上げるとビヨーンと伸びて変形してしまった。コルドンの実習で失敗した思い出がよみがえる。私は本当に粉モノが苦手だ。

 一回目は無惨にも”すいとん”みたいになってしまった。
 気をとりなおし、丸めてみると今度はうまくいった。この状態で冷凍保存もできるから多めに作ると便利だ。
 気を良くして茹でてみると、数分で浮き上がってきた。ところが、プカプカ浮いている様はサイズ、形ともに白玉ではないか! 面倒臭がらずに、ちゃんとフォークでつぶせばよかったのだ。

 白玉風ニョッキをソースで和える。今日はトマトソースとジェノヴェーゼソース。
 粉の割合が少ないせいか、ふんわりおいしくできた。でもやっぱり見た目は白玉。緑のほうは、なんだか「ずんだもち」みたい・・・。リベンジせねば。


P1000538_2  ※コルドンで教わったのは、Gnocchis au fromage a la parisienne(パリジャン風チーズニョッキ・写真左)。茹でたニョッキにベシャメルソースグリュイエール・チーズをたっぷりかけ、オーブンで焼いたグラタンみたいな料理だ。

 さすが我が道を行くパリジャン。複数形のgnocchiにさらに"s"を付けているところがスゴイ。
 ジャガイモなぞ使わず、粉と大量の卵とバターで作るところもスゴイ。
 絞り袋をお湯に近づけ、絞り出したのをナイフやはさみで切って茹でるところはもっとスゴイ! 刀削麺も真っ青。

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2008年10月22日 (水)

冒涜(ぼうとく)クッキング  ⑥イベリコ豚の酢豚

 

Img_0799  送料無料の時にネットショッピングしているイベリコ豚

 牛肉と見まごうばかりの見事な霜降り肉だ。

 熱したグリルで焼き、シンプルに塩・コショウで脂の旨みを堪能する。塩・コショウは粗めがいい。やわらかい肉に時々ゴリッとする歯触りがすてきだ。
 焼きたてにネギの千切り、塩、レモンやカボスなどを絞っていただくのもおすすめだ。肉の熱でネギがしんなりとなったところをパクリ。ああ、至福。

 「おいしかったな〜」
 余韻に浸りながら、余った肉を眺めていて思いついたのが「酢豚」

 そのままで十分美味なる肉に、下味をつけ、粉をまぶし、揚げ、さらに甘酢あんでからめるとは! 高級ブランド牛のステーキ肉でメンチカツを作るような暴挙。冒涜(ぼうとく)以外のなにものでもない。

 恐る恐る作ってみた。
 一応、イベリコ豚に敬意を表し、バルサミコフランボワーズなど数種類の酢をブレンドした甘酢で対応。
 「脂っぽくなるかな?」と心配したが、良質の脂はくどくならないのだ。果たして、柔らかく、ジューシーな酢豚が完成。家族にも好評だった。

 このやわらかさ、癖になりそう・・・。


 

Img_1757 ※フランス時代に作った”オリジナル酢豚”もご紹介(←エバるほどのものでもないですが)。タケノコなどが高級品だったので、具材を工夫していたのだ。


 ①ティエボーさん黄色いズッキーニを加えたバージョン(写真左)
 カラフルなポワヴロン(パプリカ)の変わりに入れてみた。

 

 

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 ②パイナップルの代わりに黄桃を加えたバージョン(写真右)
 これもいいけれど、やはり王道はパインなのかも。

 

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2008年10月15日 (水)

常勝のヴィネグレ(※ワタシ的に)

Img_1711  簡単なのはわかっていても、なんとなく面倒だったのがドレッシング作り

 でも、市販のものは買わない派なので、サラダにはオリーブオイルとバルサミコ酢かレモンを搾って食べていたのだ。

 フランスに渡り、スーパーでいろいろな種類のヴィネガーが売られているのを知った。おもしろがって数種類買い込み、ドレッシングを作り始めたところ、手作りするのがなんとなく身についてしまった。以来、酢のストックは欠かさず、数種類を使い分けるように。

 なかでもおすすめはこれ(写真左)
 それまでは何気なく使っていたのだが、来仏した友人が絶賛し、そのおいしさに気づいた(なんと言うこと!)のが、 ボーヌのマスタード・メーカー、Edmond Fallot社のVinaigre de vin blanc aromatise a la noix(クルミ風味の白ワイン酢)。(過去の記事はこちら

 油と塩・コショウ、つなぎのマスタード、ハーブやみじん切りのエシャロット、そしてこのヴィネグレを適当に混ぜるだけで、サラダをガシガシ食べてしまうような、おいしいドレッシングができてしまうのだ。
 ほかの酢よりも尖っていないというか、丸みとコクのある味に仕上がるところが勝因だろうか。

 まあ、クルミがもともと好き・・・という部分も大きいかもしれない。

 普通のスーパーでは見かけない。高級スーパーや食材店で売られています。

 ○FALLOT
  31, rue du Faubourg Bretonnière
  21200 BEAUNE
  http://www.fallot.com/

 

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 写真右はブルゴーニュの、オイル関連で知られるJ.LEBLANC社のVinaigre aromatise a la Noix
 サン・ジェルマン界隈をブラブラ散歩していたら、小さなショップを発見。嬉しくて一本購入。これだから街歩きは楽しい。

 ○Huilerie Artisanal J.LEBLANC et fils(パリ店)
  6 rue Jacob
      75006 Paris
      TEL:01 46 34 61 55
  http://www.huile-leblanc.com/


Img_1727_2

 ※クルミ好きといえば・・・。クルミのオイルもいいですね。ナッツ系のオイルをドレッシングに使うのもおいしいですね。使用頻度が低いため、酸化してしまうのが玉にきず。忘れないうちにジャンジャン使いましょう。
 田舎の物産館(みたいなところ)で見つけたノワゼットのオイル(写真右)。きゃしゃなフォルムの瓶とラベルがかわいらしくて購入。

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2008年10月 7日 (火)

正真正銘、La Femme Chocolat

 

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 ほおづえをつくと、ほのかに漂うチョコレートのいい香り。
 自分の香りに、うっとり、酔ってしまいそう。

 こんな”ささやかな幸せ”で喜ばせてくれるのは、BOURJOISシャワーソープcarrement chocolat

 パリに行ったとき、知人の方が「ちょっとハマる」と教えてくださった。
 シャンプーなど”チョコ・フレーバー”トイレタリー商品を最近よく目にするのだとか。フランスらしい。

 

 とろりとしたチョコレート色のリキッドを試してみると・・・。

 極楽。
 ほんわり、湯気と一緒に立ち上るチョコの匂い。
 ずっとこのままでいたい・・・。
 Salon du Chocolatで、チョコの匂いのボールペン(ぺんてる製、だったか?)をいつまでも、いつまでも、ぐるぐる、試し書きしていたチョコ・フェチの私である。(←かなり怪しい)

Img_0478  カカオバターマグネシウム効果で、こころなしか肌もしっとり。

 確かに、これはハマる。
 もっと買えば良かった。
 家族には絶対使わせないと決めた。

 日本では売っていないのだろうか?


 ※AXEチョコ男のCMが気になる。
 実際の商品も、チョコ・フレーバーなのだろうか? それとも”フェロモン男”の比喩的表現?

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2008年10月 1日 (水)

セルビアの思い出①

Img_3405  日本に住むセルビア人を取り上げたテレビ番組を見ていたら、ベオグラードの知人を訪ねた旅の思い出がよみがえった。

 セルビア共和国は、バルカン半島の西に位置する、旧ユーゴスラビアの国家。

 

 コソボ紛争時のNATOによる空爆の跡がいまだ生々しく、街のあちらこちらに残っている。
 写真を撮るのもなんとなくはばかれる雰囲気で、警備の兵隊(?)に見つからないように数枚さっと撮った。
 今まで訪れたどの街とも違う空気を感じずにはいられなかった。

                     

Img_3397  知人宅でお昼をいただく。
 「白チーズ」(写真左上)と呼ばれる柔らかなチーズがとてもおいしかった。
 塩味が効き、さっぱりしている。トルコでいただいて気に入って買って帰ったものによく似ている。

 夕方、公園を散歩していると、民芸品のスタンドでかわいらしい刺繍を見つけた。
 台所まわりのジョークのようなものが書かれているらしい(訳していただいたのに忘れました)。いろんな柄(ジョーク)がある。
 知人によると、キッチンに飾るものらしい。
 いつか、額を飾ることができるほど広いキッチンを持つことができたら・・・。いつの日かを夢見て、一枚購入した。


Img_3449  何から何まで珍しく、新鮮な旅。
 セルビアの旅行記(食べ物中心!)もこれから少しずつまとめて行きます。

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