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2008年3月12日 (水)

焼き菓子偏愛主義② ーサービスエリアのお菓子ー

 

Img_0941  日本の充実ぶりからすると、かなり寂しいフランスのサービスエリア

 レストランやカフェ、ファストフードがある場所もあるが、トイレ休憩や給油を兼ねて立ち寄るのは大抵、コンビニ状の店舗
 小腹を満たすうどんやたこ焼きといった作りたての食べ物が欲しいところだが、選択肢は自動販売機のコーヒー、ペットボトル飲料、冷蔵のサンドイッチやキッシュ、アイスクリーム、スナック菓子系くらい。土産物のたぐいも売られているが、本当にわずかだ。せっかく立ち寄ったのに。

 ピンとくるものがないまま並んだレジで見つけたのは、Gateau Dauphinois(ガトー・ドフィノワ)。素朴な絵、銀紙に包まれた手のひらサイズの菓子が無造作に積まれている。1ユーロちょっと。
 「おいしいのだろうか?」
 クルミ、アプリコット、レモンなど数種類の中から、フランボワーズチョコレート味を買い、店の外の芝生に座って食べてみた。

 ビスケットの中にはフィリングがぎっしり詰められ、ボリューム感あり。見た目通りの素朴な味わい。
 いかにも”郷土みやげ”な感じだが、1995年にはフランスの名産200品目を紹介したガイド本”le meilleur de la France”(Hubert de CHANVILLE )にも取り上げられた一品なのだとか。

 

 ドフィネ地方の特産品のひとつ、クルミで作る菓子Gateau Dauphinoisは、もともと、サブレ生地の中にハチミツとクレーム・フレッシュ、砂糖で煮たクルミを入れて焼いたものだった。

Img_0955  1985年にこの菓子を作る店とそのブランド名を買ったビスケット職人Reymond Pitot氏が、地域で収穫される新鮮なフルーツ(BeaurepaireのフランボワーズArdecheのブルーベリーDromeのアプリコットなど)を使った新ヴァージョンを開発した。

 商品を最初に置いてくれたのが高速道路A7のIsar Dromeのサービスエリアの店だったこともあり、現在も25カ所のサービスエリアや駅や空港の売店、食材店を中心に販売する。
 わずか6人の会社。素材と伝統の製法にこだわり、すべて手作りする菓子は量産できないため、大型スーパーでは販売しないという。(参考記事)

 9カ月間、保存が可能。6人用、300gの大型もある。
 どこかのサービスエリアで見かけたら、パクリと食べてドライブの疲れを取るのも良し。おみやげに買っても良し。


 ○SARL PITOT, Gâteau Dauphinois
        Z.A. les Lots, 26600 Tain-L'Hermitage
      Tel : 04.75.08.60.69
      Fax : 04.75.08.79.89
      http://www.pitot.com

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