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2007年12月

2007年12月27日 (木)

アフター・ノエル・アッシ

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 気が置けない友人を我が家へ招き、ノエルのフェットを開いた。

 帰国後、初フェット。
 「あれも作りたい、これも作りたい」
 構想段階でいろんな料理が浮かぶのだが、”塊肉が買える店””ハーブよりどりみどりの店”などといったショッピング情報をまだ持たないので、食材集めから苦戦しそうな気がしてくる。

 散々悩んだ揚げ句、結局、メインを日本のクリスマス料理の王道、”ロースト・チキン”にすることにしたが、慌てて前日に買い求めたせいか、大きめのサイズしか入手できず。足を短めに切り、キュッとコンパクトになるようブリデすると、ようやく我が家の小さなオーブンにおさまった。

 まだ片付かない段ボールから食材をさぐったり、しまった道具のありかがわからなくなったり、せっかく作ったものを出し忘れたりと、段取りの悪さが目立ったけれど、フェットも無事に終了。ふう。

 翌日は残ったチキンの肉で、チキン・サンド・・・のおきまりのコースではなく、チキンのアッシ・パルマンティエを。添え物にしたジャガイモのピュレも残っているからだ。

 参考にしたのはMARABOUT社の『hachis maison』(写真右)Parmentier de poulet fume au curry。燻製チキンをカレー風味に仕上げ、ディル入りのジャガイモのピュレで挟み、オーブンで焼くルセットだ。

Hachis_maison_2  タマネギのスライスを炒め、ほぐした肉、残っていたジュ、カレー粉などを加え、しっとりと仕上げる。ピュレの表面がふつふつと吹き、焼き色がついたところでオーブンから出すと、カレーの香りがプーン。
 グリーン・サラダと一緒にモリモリ食べた。

 たまには、こんな”変わりアッシ”で、ロースト・チキンが二度おいしい。のだった。

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2007年12月24日 (月)

OREO好きなもので。



Img_3673_2  OREO好きなので、N.Y.のスーパーで”Golden OREO”なるものを見つけると、迷わず買った。

 見たことがない真っ黄色のパッケージと”Original”と書かれているのが目をひいたのだ。

 ヴァニラ味のクッキーに同じクリームが挟まれている。期待しすぎたのか、おなじみの黒オレオほどではなかった。似て非なるもの。やはり、オレオは黒いチョコレートクッキーでなくては。
 そう思わせるのが、4900億枚20世紀で最も売れたクッキーたるゆえんなのだろう。(参考:wikipedia

 フランスも例外ではなさそうで。

 『Je veux du chocolat』などの著作で知られる料理研究家Trish Desseineのレシピ本『my cuisine』にも”Oreos a la glace coco, sauce chocolat(オレオのココナッツアイス風味、チョコレートソース添え)”として登場。

Img_3831  普段アイスクリームをあまり食べない私でも、オレオ入りだとぐっと引かれる。アイスの中にところどころサクサクしたオレオが入った食感が好きなのだ。
 そうだ、自分で作れば良かったのだ。

 さっそく、Trishのルセットをマネて作ってみた(と言っても重ねただけですが)。

 ココナッツアイスはないので、ヴァニラアイスをオレオでサンドイッチ。上からたらりとチョコレート・シロップをたらす。調子にのってイチゴ・ジャムまでかけてみた。

 当然、オレオ入りアイスより食べ応えあり。OREO好きなら、ぜひ。

 

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2007年12月21日 (金)

おめでとう


Img_4874 パリでお世話になった日本人キュイジニエ(料理人)の方々、3人がそろってご昇格。

 シェフとしてお店をまかされた方。
 星付きレストランのスー・シェフになられた方。
 修行先数件目になる新たな三つ星レストランでポストを見つけられた方。

 おめでとうございます。

 「日本のハードさに比べれば、フランスのレストランは楽勝っすよ」
 皆さん、謙遜してよくこうおっしゃる。
 が、フランス料理の頂点のパリの星付きレストランで、外国人としてフランス人と肩を並べて働くハードさは部外者には到底想像もつかないものだろう。まして、彼らを指導するポストに就くとは・・・。

 今や、パリの有名レストランで働く日本人キュイジニエは決して珍しくない時代だが、友人の活躍はやはりうれしく、誇らしい。私のなかでは”快挙”である。

 そう、たぶんもう、彼らは世界レベル
 ニューヨークだろうが、ロンドンだろうが、どこでも働くことが出来る人たちなのだ。

 武者修行を終えて帰国された暁には、すばらしい料理とともにフランス料理のエスプリを日本の私たちに届けてくれることだろう。今から楽しみだ。

 激務に負けず、お身体に気をつけて。これからますますのご活躍を確信しています。

 

 ※お花はプージョランの通りにあるかっこいいフローリストEric Chauvinで作ってもらったブーケです。22,rue Jean Nicot 75007 Paris

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2007年12月19日 (水)

道具馬鹿一代  ⑬トナカイのポット・ウォッチャー


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 旅の思い出に、旅先の土産物店で小さなオブジェを買い集めている。

 パリだとエッフェル塔、ロンドンだと衛兵、ローマだとコロッセオというような”いかにも”な、ミニチュアのたぐいだ。

 フィンランドヘルシンキで見つけたのはこの木製のトナカイ

 「いかにもフィンランドらしい! かわいい!」

 iittala(イッタラ)で売られているのを手に取ったところ、実は”ポット・ウォッチャー”と言う、れっきとしたキッチン・グッズだった。

 鍋のへりにひっかけて使う。(写真右)

Img_3741 鍋を火にかけてほかの作業をしていると、ついついやってしまう”吹きこぼれ”。お気に入りの鍋だとかなり焦る。

 でもこのトナカイ君がいれば、うっかりさんのあなたも(ワタシも)もう安心。

 

 寒い冬が到来、クリスマスももうすぐ。煮込み料理で温まりましょう。



 ※調べてみると、Veicoというブランドのものらしい?
 トナカイのほかにウシ、ブタ、イヌ、ネコ、ライオンなど動物シリーズあり。1個2ユーロなり。
 フィンランド語のみのHP(珍しい!)で解読不能・・・。

  

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2007年12月18日 (火)

逢いたいときにあなたはいない

 

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 失って初めてその存在の大切さに気づくことがある。
 といってもレンアイの話ではなく。

 帰国してもうすぐ3カ月。
 最後の船便の荷物も到着。 
 ようやく生活が落ち着きつつある今日この頃、思うことと言えば。

 カリッとつやのある焼き色がついたビアン・キュイのバゲットが食べたい。

 とろりと熟成して食べ頃になったカマンベールが食べたい。

 そして手頃な値段でおいしいワインを気楽に飲みたい。

 ほんの数カ月前までは当たり前だったこの3つが今はない。あっても高価すぎ、特別なものになってしまった。

 なんだろう、この喪失感。
 となりの席のA君と毎日楽しく話していたのに、席替えで離れたとたんに気になってくる、あの感じ。

 しかも、うっかり『パリ・ジュテーム』を見てしまい、ああ・・・。
 パリ生活を思い出し、少しブルーになっている自分に驚いた。意外な展開!


 すっかり滞ってしまいましたが、ぼちぼちブログを再開します。
 よろしければ、またごひいきに。


 ※いただいたもの、買ったもの、いろんなジャムも無事届いた。ボンヌ・ママンのギンガムチェック、フェルベールさんの赤ドット、手作りジャムの手書きラベルがいかにもフランスっぽくて泣かせるではないか。
 バターたっぷりのクロワッサンにつけて、指をベトベトにして食べたい。黒サクランボのジャムはブルビと一緒に・・・。

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