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2007年9月

2007年9月26日 (水)

ラスト・ディネ・イン・パリ


P1130914 日本へ帰国します。
 明日の今頃は飛行機の中でしょう。

 長い間、「食べ物中心。パリ生活。」をお読みいただき、ありがとうございました。
 せっかくパリで生活する機会を得たのに、フランス人社会にも入れないエトランジェのまま、ぼーっと暇を持てあまし、始めたブログでした。

 ブログを始めて、約2年たった今。
 私自身を取り巻く状況はそう変わりませんが、たくさんの方々にブログをお読みいただくようになりました。自分勝手で、つたないブログでしたが、たくさんの温かいコメント、メールをお送りいただき、励まされるような気持ちで日々更新しておりました。ブログを通して、新しい世界も広がりました。
 4年にわたったパリ生活のハイライトのひとつとなりました。

P1130911  心より感謝しております。

 パリからの更新はこれが最後になりますが、書き終えていないトピックが山のように残っています。ご紹介したいレストランや食材の話も。書きかけの旅行記も。日本での生活が落ち着き次第、少しずつ、まとめていきたいと考えております。

 もう一度、長い間、お読みいただき、ありがとうございました。また日本で、または世界のどこかでお会いしましょう。

P1130916 あびあんと〜。


                farafel@Paris


 ※パリ最後の夜は、やっぱりここで決まりでしょう。
 ラミ・ジャンへ。
 ジビエ風味のスープに豚のほほ肉、ライム風味のタタン。日本では食べられなくなるかも…と、”ワイルドで濃いめ”を意識して頼んでみた。キノコとクリ満載で嬉しくなる。もうそんな季節なのだ。意地でもムニュから選んだのでお得感にも大満足。

 隣に座ったオーストラリア人家族にメニュを解説してあげるあたり、自分でも結構、こなれて来たと思うのに、残念ながら、とうぶんお別れなのだ。

 ○Chez l'ami Jean
    27, rue Malar
    75007 Paris
    TEL:01 47 05 86 89
    休:日・月曜日
  metro:Alma-Marceau

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2007年9月21日 (金)

レミーのレシピ本



Img 買いたかった本Les recettes de Remyを、偶然にも、友人がプレゼントしてくれた。ありがとうございます。

 

 映画”RATATOUILLE(レミーのおいしいレストラン)”を見た後、近所の書店のウインドーに飾られているのを見つけたのだが、バカンスでずっと閉まっていた。大型書店でも見つけられず、そのうち、すっかり忘れていたのだ。(友人はFNACで購入)

 Tout le monde peut cuisiner!
   子ども向けのレシピ本。
 映画に登場するせりふ、”anyone can cook!”の通り、フランス風ハンバーガー、リングイーニ風ピッツァ、レミーのキッシュなど簡単に作れそうな料理ばかり。

 私が一番に探したのは、ラタトゥイユのルセット・・・ではなく、レミーがグストーのレストランで初めて作った”白いスープ”
 プカプカ浮かぶ、豆腐みたいな物体が何だったのか、映画を見る間も、見た後も、ずっと気になって、気になって。

 クルトンならずっと浮かぶわけがない。チーズなら溶ける。カブやダイコンなら沈むはず。
 では、やはり豆腐? いやいや、クリーム仕立てのスープだったはず・・・。

 残念ながらそのルセットはどこにも見あたらない。
 ああ、思い出したら、また気になり始めた。

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2007年9月20日 (木)

あこがれのBBQ

P1130754  友人宅でバーベキュー・パーティー

 広い庭には大きなピクニック・テーブル。そしてバーベキュー・グリル。

 慣れた手つきで火をおこし、マリネした骨付き豚肉アンドゥイエットソーセージブダン・ノワールなどを次々と焼き、ふるまってくれた。ごちそうさまでした。


 炭火で焼いた食べ物は、なぜ、かくもおいしいのだろう?
 ステーキはもちろん。いつものハンバーグも、バーベキュー・グリルで焼くと数倍おいしさが増す。そのハンバーグを挟んで作るハンバーガーは天国の味わいだ。

 アパート暮らしではまねできない贅沢・・・。でも炭火焼きしてみたい・・・と思っていたら、グッドデザインの卓上七輪を発見。炭火で焼いたサンマ・・・おいしそう。買ってみようかと真剣に思案中なのだ。


 

Img_8003  旅先での炭火焼きのおいしい思い出をご紹介。

 

 ドイツ、フランクフルトにて。
 円形の巨大な網の上でいろんな種類のソーセージが炙られ、あたり一面においしそうな匂いが漂っている。
 パンに挟んでもよし、輪切りにスライスしてもらってもよし。(←専用の機械でカットしてくれるのだが、ちょっとこわい)
 マスタードをたっぷりつけ、パリッと焼けた香ばしいソーセージにかぶりつく。熱々、ジューシーだ。ついつい引きつけられて、何度もビールを片手に食べてしまった。


135  トルコ、イスタンブールにて。
 トルコと言えば、シシカバブ
 男性たちの憩いの場みたいな、炉端焼き風のこの店では、小さく切った肉片を50㎝以上はありそうな長い鉄串にさしたものを、炭火で焼いている。串刺しのトマトもある。
 隣に座った地元の人が食べ方を教えてくれる。添えられた薄いパンを使って肉を串からはずす。野菜と一緒にパンで包んで食べるのだとか。


P1130320  米国、ニューヨークにて。
 ずっと行ってみたかった超有名ステーキ・ハウス、Peter Lugerへ。
 予約したにもかかわらず30分も待たされたけれど(←普通のことらしい)、待ったかいのあるおいしさだった。
 大きなTボーンステーキが熱々の皿に、ダイナミックに盛られてやってくる。ほどよく脂がのった肉は、かみしめるほどに味わい深い。炭焼きの香りが鼻を抜けていく。すばらしい。
 肉がまだたっぷりついた骨をドギー・バッグにする地元の人たちがうらやましかった。
  http://www.peterluger.com/


 在N.Y.の知人の方に教えていただいた炭火焼き鳥の店、鳥人P1130253
 オープンする17時半にはすでに行列ができる人気の店。
 そうだろう。
 日本と違わない、おいしい焼き鳥が待っているのだ。パリとはちょっと違う。
 きりりと頭を手ぬぐいで巻いたお店の方が串を焼くのを眺めながら、陶器のコップにつがれた生ビールとともにいただく。感涙。日本と同じ、きびきびとしたサービスの方の心遣いにも感激。
 つくね、レバー、ハツ、ボン・・・何本頼んだのかわからないほど夢中で食べたのだった。
 ○焼き鳥 鳥人 (とっと)
  251 W. 55th St.
  TEL: 212-245-4555

 

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2007年9月19日 (水)

細かいのはお好き?

P1100580_2

 コロッケを作り始めたところ、買い置きの日本製のパン粉が残りわずかなのに気づいた。

 大きめのパン粉をつけて揚げた、口の中がガサガサするようなコロッケが好きなのだが仕方がない。フランスのパン粉、chapelureを使おう。

 スーパーでは、かたくり粉の一種のfeculeや、フォン・ド・ヴォーチキンクール・ブイヨンなどのインスタントだし売り場に並んでいる。

 いつも買うのはChapelure Fine(写真左下)。名前の通り、細かなサラサラのパン粉が箱に入っているのだ。

P1100571_6

 

 こうなると、コロッケの形も俵型から丸型へ変更。アランチーニをイメージして丸めてみた。

 おなじみのお総菜が、なんとなく"croquette"風になった。

 トンカツソースよりトマトソースを添えたくなる感じ。

 

 

Img_3150_3


 ※スーパーでよく見かけるメーカー、Tipiakの商品では他に、doreeという焼き色が強めについた”カリカリ”ヴァージョン、ふりかけるだけでくっつくprete a l'emploiというヴァージョンもある(←買ったことがないが)。
 http://www.tipiak.fr

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2007年9月18日 (火)

プティ・デジュネ@LADUREE

 

P1130756_2  英国から友人が遊びに来た。

 夜遅くまでおしゃべりし、翌朝のんびり起きると外は快晴、散歩日和だ。

 

 まだ寝ぼけているというのに、珍しく、名案を思いつく。
 「ラデュレで朝ご飯にしよう」
 友人たちの顔がぱっと輝いた。

 

 日曜日の朝。普段より人けが少ない、静かなモンテーニュ通りからシャンゼリゼの裏通りをジグザグに進み、ラデュレに到着。
 すでに満席。15分待ちと言われたが、おみやげのマカロンを買ったりしているうちに順番が回ってきた。

 

 私はミニ・ヴィエノワズリとカフェ・クレームを。
 パン・ペルデュを注文した友人は、リッチな味わいにうっとり、とろけそうな表情を浮かべていた。

 まったり、おしゃべり。のんびりと過ぎていく時間が心地よい。

 

 パリの散策を続けるという友人たちと別れ、帰り道はわざと遠回りして歩いた。


 ○LADUREE
  75, avenue des Champs Elysées
  75008 Paris
  Tel : 01.40.75.08.75
  Fax : 01.40.75.06.75
  http://www.laduree.fr/index_en.htm

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2007年9月14日 (金)

魅惑のシャルキュトリー ②jambon persille

 
P1120677 7月のある週末。
 「そうだ、ブルゴーニュ行こう」
 ぶらりと出かけたブルゴーニュでいただいた。

 ジャンボン・ペルシエ。この地方の郷土料理のひとつだ。


 安宿の食堂で注文すると、パセリ入りゼリーで固めたハムがどかんと皿に載っている。

Img_0960 同じく郷土料理のエスカルゴにつきもののパセリ・バター(beurre persille)と同様、ニンニクが効いている。プルプルした食感は、ゼラチン・シートだけでなく、仔牛の足を一緒に煮込んで抽出したゼラチン質からなのだとか。

 


 街角のシャルキュトリのウインドーで、目が釘付けになったのは、”まりも”みたいな真緑のジャンボン(写真右上)P1120690

 

 地方はダイナミック!と感心していたら、ジュヴレ・シャンベルタン村にある家族経営のこじゃれたレストラン、Chez Guyでは、薄くスライスされ、上品な感じで登場したのだった。

 誰が考えた料理なのか知らないが、ワインとの相性がすばらしすぎる・・・。


 ○ジャンボン・ペルシエの作り方はこちら。


Img_1198_2 ○Chez Guy
  3 pl.Mairie
      21220 Gevrey-Chambertin
      TEL:03 80 58 51 51
      FAX:03 80 58 50 39
      http://www.hotel-bourgogne.com/chez_guy/

 ※飲んだことはありませんし、これからもご縁はなさそうですが、ロマネ・コンティの畑にも詣でてみました。一応。

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2007年9月13日 (木)

チョコ+オリーブオイル?

 

Img_1824 異文化での食事では、食材の意外な組み合わせに驚かされる。
 肉にヨーグルト、とか。ポテトサラダに砂糖、とか。
    現地の人にとってはいたって普通のことで、実際に食べてみるとおいしいことが多い。

 では、この組み合わせはどうだろう?

 チョコレート・ケーキ+オリーブ・オイル

 南仏で訪れた有名なオリーブオイルの生産者、Chateau d'Estoublonのブティックで教えていただいた。

 カウンターに席を勧められ、数種類のオリーブオイルを味見させていただく。スプーンで口に含み、舌の上でころがすように味わう。ピリッとスパイシーなものから青リンゴの皮を思わせるフルーティなものまですばらしい。香り立つような新鮮さも。

 

Img_0369 ビスコッティに似た、ナッツがいっぱい入った硬い焼き菓子(写真左)に浸して食べるよう薦められ、試してみた。パンに浸すのとはまた違った、複雑な味わいに喜んでいると、「チョコレート・ケーキの表面にオリーブ・オイルを塗るとおいしいのですよ」とお店の女性が教えてくださった。
                      
 いいかもしれない。

Img_0610 買い置きのBonne Mamanのチョコレート・クッキーにつけて食べてみた(冒頭の写真)。チョコレートの甘さ、苦さとオリーブ・オイルの青くささ、ピリッとしたコショウ辛さが妙に合うのだ。

 もちろん、サラダなどの料理に、普通のオリーブ・オイルとして使ってもおいしいのは言うまでもない。
 チョコレート・ケーキを焼く気分になる前になくなってしまった。ラファイエットへ買いに行かねば。

 

 

 ※Chateau d'Estoublonが作るのは、ボー・ドゥ・プロバンス谷のAOCオリーブ・オイル。手摘みした4種類のオリーブを24時間以内に圧搾し(AOCでは3日以内の圧搾を義務づけているところ)、一時間以内にオリーブのジュースを抽出する、こだわりの製造工程を経て、超新鮮で良質のオリーブ・オイルを作り出すという。

Img_0145

 ○Chateau d'Estoublon
  Route de Maussane
      13990 Fontvileille
      TEL:04 90 54 64 00
      FAX:04 90 54 64 01
      http://www.estoublon.com/site/index_en.html

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2007年9月12日 (水)

僕らが旅に出る理由  ④La Maison du Biscuitのサブレ

 

Img_20672  ノルマンディでヴァカンスを過ごした方からおみやげにいただいたのは、ノルマンディ地方シェルブール近くのお菓子屋さん、La Maison du BiscuitGalettes normandes(ノルマンディのガレット)

 

 1903年創業の老舗の味。わくわくしながら、レトロな雰囲気の箱を開けるとサブレがぎっしり詰まっていた。

 黄金色のサブレを一枚つまみ、口に運ぶ。

 サクサクとも、ちょっと違う。ところどころジャリジャリするようなこの食感こそ、サブレ=sable(砂をまいた、砂をまぶした)と呼ぶゆえんなのだ。

 それでいて、口当たりはふわりと軽い。
 ノルマンディ産のとびきりおいしいバターがたっぷり使われているのだろう、きっと。塩味を効かせているのも癖になる。

 

 「食べきれるかなあ?」
 いただいたときは何十枚ものサブレを前に思ったものの、心配無用、あっという間になくなってしまったのだった。

Img_2073 おごちそうさまでした。





○La Maison du Biscuit
 Hameau Costard
 50270 Sortosville en Beaumont
 営業日:火ー日曜日9:00-12:30、14:00-18:30
 http://www.maisondubiscuit.fr/
 ※通販もあり。工場見学も可(要申し込み)

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2007年9月11日 (火)

るぐび!

Img_3049

 パリへ戻ると、街がラグビー・モードになっていた。
 ラグビーW杯・フランス大会が開幕したのだ。

 空港からのタクシーから見たスタッド・フランスはもちろん、ポスター、バナー、街のカフェ、テレビでは協賛企業のCMが・・・。

 そして、エッフェル塔まで。

 去年の”逆さ・クリスマス・ツリー”に続き、第二弾?
 巨大なラグビー・ボール型の風船が1階と2階の間の空間にふわふわ浮かんでいる。世界一有名な名所を使うとは。なんと強力な広告メディアだろう。

Img_3044_2

 その下では、ユニフォームと民族衣装に身を包んだスコットランドのサポーターが、観光客を巻き込んで記念撮影していた。
追記:この方々はサッカーのサポーターでした。12日に行われるEuro2008予選、対フランス戦を前にシャン・ド・マースで決起集会?を行っていたのでした。よくわかっていなくて失礼しました。公園はキルト姿の男性だらけ。不思議な光景だった)
 シャン・ド・マース公園の芝生では、ラグビーのルールを教わりながら遊ぶ若者たちがいた。いつもはサッカーなのに。珍しい。

 フランスでラグビーと言えば、バスク
 以前訪れたビアリッツのビーチで、ラグビーの練習を見たのが印象的だった。

Img_3088  帰り道のスーパーで、思わず、バスク関連商品を探す。

 食欲がないので、ジャンボン・バイヨンヌやパテ系はパスし、バスク印がついたチーズ、ISTARA社のL'Ossau-Iraty(A.O.C.)と、プティ・スイスならぬPetit Basqueを購入。赤と緑の配色がバスクっぽい。

 どちらもbrebis(羊乳)でできている。

 小さな穴が点々とあいたセミ・ハードのチーズは弾力があり、口当たりは滑らか。適度な塩加減に、サクランボのジャムが欲しくなる。どこかに買い置きがあったはずだ。
 バスク地方のチーズは、素朴ながら味わい深くて気に入っている。

Img_3076  プティ・バスクはヴァニラ味を購入。甘みは控えめ。羊乳独特の香りが鼻を抜ける感じがすてきだ。今度はnature(プレーン)を買おう。

 

 さて、気になる日本代表は明日、12日、トゥールーズで対フィジー戦
 がんばってください。

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2007年9月 2日 (日)

一時帰国中です


                                    P1130597_2

 一時帰国中につき、ブログ更新をお休みしています。

 

 レバ刺し、タン刺し、ホルモン焼き…。パリでは食べられない食材に、ここぞとばかり舌鼓。

 塩とごま油のたれにちょんちょんと浸したレバ刺しのおいしさに、つい、おかわり。
 これはやめられない。


 ブログ更新は来週になります。

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