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2007年8月10日 (金)

Bon Appetitはすてきな言葉



Img_1773 今晩のアリーさんのスーツは、また一段とテカっていた。こんなスーツ、彼しか着こなせない、きっと。

 アリーさんとは、フランスのテレビチャンネル、TF1のニュース・キャスター、Harry Roselmack氏のこと。

 昨年夏、同番組のメイン・キャスター、Patrick Poivre d'Arborの休暇中の代役に”初の黒人キャスター”として大抜擢され、知的でクールな語り口、モデル並みのルックスで話題を集め、現在は毎週日曜日の報道番組”Sept a huit”のキャスターを務める。
 大ファンなので、ヴァカンスが待ち遠しかった! テレビを見ながら食べたい!と、慌てて夕食を準備する今日この頃だ。

 「テレビを見ながら食事するなんて!」
 日本だと叱られそうだが、「カイエ・ド・パリ」の記事によれば、フランス人の3/4が20時のニュースを見ながら夕食をとるらしい。驚きのデータだ。

 確かに友人の家で夕食をごちそうになった時、20時のニュースに合わせるように夕食が始まったのに驚いた経験がある。ニュースを見ながら、あーだこーだと話していたので、まあ納得したのだが。
 データを証明するかのように、ニュースが始まる前の番組、フランス版ミリオネア(Qui Veut gagner des millions)では、司会者のJean-Pierre Foucault(フランス版みのもんた)が番組の最後、必ず、”Bon appetit”の挨拶で締めくくるのだ。(注:現在は別番組を放送中)

 

 Bon appetit(召し上がれ)

 フランス語には相変わらず泣かされている私だが、この言葉は好きだ。
 食事を始める人、すでに食べている人へ”ボナペティ”と声をかけるフランスの習慣も。

 家庭だけではない。
 語学学校では昼食前の授業の終わりに、先生が”ボナペティ”。
 テラスでまかないを食べていたら、通りすぎる人が”ボナペティ”。
 スタージュ先の社員食堂で、皿に料理を盛ってくれた人が”ボナペティ”。
 テーブルに遅れて来た同僚が皆に”ボナペティ”。それを受けて皆が”ボナペティ”と返す。

Img_1755  「ちゃんとしたレストランではボナペティなんて絶対言わない」と言い放つ(スノッブな)フランス人もいるが、”食べること”への愛がひしひしと感じられる、すてきな言葉ではないか。

 

 もちろん、”いただきます””ごちそうさま”も、すばらしい習慣だと思う。異国の地にいても決して欠かさない。

 ※写真左下は、昨晩のアリーさん。やっぱりテカりスーツ(黒)を着用。

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