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2007年6月18日 (月)

実はアメリカン? ーVichyssoiseー

 

Img_9563  料理教室でヴィシソワーズを習った。

 ポワロネギとジャガイモをクリームでつないだものを、冷やしていただくスープ。あまりにも有名なフレンチの一品だが、同席したどなたかが、ふと漏らした言葉が心にひっかかった。
 「そう言えば、こちらのレストランで見かけないわね」

 調べてみると、「へぇ」なトリビア(古い?)が。
 wikipediaなどによると、このスープを考案したのは、米国・ニューヨークリッツ・カールトン・ホテルの仏人シェフ、ルイ・ディア(Louis Diat)だというのだ。

 

 1917年6月、リッツ・カールトンの屋上レストラン「ルーフ・ガーデン」のオープンに合わせ、故郷フランス、ヴィシーの夏の暑い日、ディアの母が”ポタージュ・ボンヌ・ファム”に冷たい牛乳を注いでくれた思い出に発想を得て作ったのがはじまりなのだとか。

 作ったのがフランス人だといえど、アメリカ生まれのスープだったとは。知らなかった。
 ミネラル・ウォーターの採水で知られるヴィシーの名がつくのは、使用する水にこだわって作るスープなのか?などと勝手に推測していたのだが。

 どうりでレストランで見かけないはずだ・・・と納得するのはまだ早い。

 フランスの料理本にもヴィシソワーズのルセットはちゃんと載っているし、ネット上でもフランス人によるルセットを数多く検索できる。フレンチの巨匠、ロビュションだって、自分の番組で取り上げているではないか。
 やっぱりフレンチなんじゃない?

 料理史において、未だに議論が分かれる問題らしく、Jule Gouffeという仏人シェフが1869年に出版した本(Royal Cookery)に書かれたルセットが始まり、と主張する人(おそらくフランス人?)もいるのだとか。やれやれ・・・。


 ※写真は家で作ったヴィシソワーズ。ポワロの白い部分のみを使うべきところ、けちって緑の部分も入れたので、真っ白なスープにはならなかった。

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