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2007年6月14日 (木)

意外にイケマス

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 バカンスが近づいてきた。
 母子だけで日本に長期里帰りする家庭も多い。残されたお父さんは、パリでひとり、何を食べて過ごすのだろう? 日本のように何でもあるところではないのだ。

 そんな余計なお世話的な心配をしていたら、スーパーで目にとまったのが、レトルト食品。冷蔵コーナーに並んでいるものだが、これはJoel Robuchon監修のMon "fameux parmentier au canard"(私、自慢の鴨のパルマンティエ!)

 plats cuisinesと呼ばれる個食になったレトルト食品の分野には、多くの有名シェフが進出している。料理雑誌Regalによれば、ロビュションをはじめ、ギー・マルタン、トロワグロ兄弟、アラン・サンドランス、ベルナール・ロワゾー、そしてポール・ボキューズが名を連ねる。シェフではないがルノートルも。
 Pave de veau aux cepes et puree de pommes de terre(仔牛のセップ風味、ジャガイモのピュレ添え)といったおいしそうな献立がずらり。

Img_7096 試しにロビュションのパルマンティエを買ってみた。
 耐熱皿にはいった商品を、オーブンで焦げ目がつくまで温めるだけ。食べてみると・・・おいしい。ピュレの表面はサクサクし、中はなめらかで、風味豊か。その下に敷き詰められた鴨の、コクのある旨み。
 何も言わなかったら、インスタントだとは誰も思うまい。普段、この手のものをあまり食べないせいもあるのか、予想以上のおいしさにビックリ。他のシェフの商品もこんなにおいしいのだろうか?

 

 パリ残留組のお父さんたちにもおすすめしたいところだが、さすがグラン・シェフ、一個6ユーロ以上もする。カルフール(サンドランス)カジノ(トロワグロ)などスーパーのPB商品だと若干安めだが、それでも5ユーロ前後。パンやサラダをつけたら、10ユーロを超えそうだ。
 日本食の店でラーメンを食べるほうが安く済むかもしれない。

 パリのアパルトマンで一人、星つきシェフのインスタントを温めて食べる日本のお父さん。豪華なのか、寂しいのか、よくわからない。『孤独のグルメ』に登場しそうな妙な光景だが、たまにはいいのかも。



 ※若干、古いデータになるが、グラン・シェフによるこれらの商品は年間(2004.6月ー2005.6月)約700万食が売れ、全体の売り上げの10%を占めるという。売り上げ上位の内訳はP.ボキューズ(39%)、ロビュション(36%)、ロワゾー(21%)という順番だった。(参考資料:Regal no.7)

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