フロマージュ、あれこれ。 ⑥フロマージュ・ブラン
日本で、大型の容器で売られている乳製品はヨーグルトだが、フランスではfromage blanc(白チーズ)。スーパーの乳製品売り場には大きな容器入りのフロマージュ・ブランが並んでいる。チーズ専門店だと、大型のボウルからすくってくれる。
味はほとんどヨーグルト。
ヨーグルトは乳に乳酸菌や酵母を加え、発酵させたものだが、フロマージュ・ブランはチーズ製造に欠かせないpresure(レンネット)という凝乳酵素を牛乳に加え、凝固させたもの(caille:凝乳/カード)だという。他のチーズと違い、乳酸発酵する前に冷やして発酵を止める。脂肪分は、0%のものから、クリームを加えた40%のものまで。
食べ方は・・・。
ヨーグルトと同様に、砂糖、はちみつ、ジャム、果物を加えるのが一番簡単。
シャンティ、酢、油、塩・コショウ、シブレットなど刻んだハーブを混ぜれば、ディップになる。(写真右:シャンティを作るのが面倒だったので、冷蔵庫にあったクレーム・フレッシュを混ぜた。無くてもいい)
お菓子に使うなら、チーズ・ケーキ(tarte au fromage blanc)が一般的だろうか。クレメ・ダンジェ(クレーム・ダンジュ)もこれで作る。
今回は塩味(sale) のケーキ、cake au fromage blancを作ってみた(写真左下)。フロマージュ・ブラン、卵、小麦粉、ハーブ、スパイスなどを混ぜ、型に入れて焼くだけ。
しっとりと焼き上がったケーキをスライスして、サラダを添えれば、ちょっとした食事になる。小さめに切り、フルール・ド・セルやピモン・エスプレットを散らせば、アペリティフにも!
(参考文献:『チーズ図鑑』文藝春秋編、wikipedia)
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