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2007年4月 8日 (日)

パリいちばんのチョコ・エクレア ー後編ー

 

 ”おいしいエクレア”の条件。

Img_6129_1

 元クリヨンのシェフ・パティシエ、クリスチャン・フェルデール氏はこう解説する。

                         

 ①グラサージュは本物のチョコレートのクベルチュールでなければならない。
 ②理想的なサイズ:長さ13〜15㎝、直径3㎝。
 ③シュー皮はフレッシュだが、少しだけ柔らかいテクスチャーで。ほんの少しだけ塩味も。
 ④シューの中身は十分にチョコレートの風味が効き、クリーミーであること。カカオ・プードルを使ったものはおいしさに欠ける。
                        

 審査員たちはそれぞれのエクレアを、ブラインドで、「外見の印象」「接客や包装」「シュー皮」「ガルニチュール(中身)」の4項目で採点した。

 

 買ってきたエクレアを切り、断面を見る(冒頭の写真)。どれも、みっちりクリームが詰まっている。

Img_6090_1   写真右から、carette(17点)、Stohrer(15点)、La Maison du Chocolat(13.5点)、Ble sucre(12点)、Fauchon(11点):()はフィガロの点数。

 太さはほぼ一緒だが、長さは著しく異なる。キャレットの小ささに驚く。最も長かったブレ・シュクレはその1.5倍はありそうだ。
 値段もすごい。街のパン屋だと1ユーロ台で買うことができるのに、最高値はキャレットとラデュレの4ユーロ(約630円)! エクレア一個に600円とは・・・。

 

 食べ比べた感想はと言うと、厳選された店のエクレアだけあって、おいしさの差は正直、それほど感じることができなかった。
 もちろん、見た目やガルニチュールには店それぞれの個性が発揮され、おもしろい。
 印象点で4.5の最高点だったキャレット。小さめのこじんまりした感じがフランス人のノスタルジーを誘うのだろうか。
 ストーレーのクリームはナッツのような香ばしさ、ブレ・シュクレのそれは口の中でするりと溶けて行く感じ。チョコレートの香りが高いのはフォション。それ以上にチョコレートの存在感が前面に出ているのは、やはり本家本元のメゾン・デュ・ショコラだった。

 個人的にはメゾン・デュ・ショコラのエクレアが外見・味とも一番好きだったが、Img_6125 これも好みだろう。(写真左:メゾン・デュ・ショコラだけが横から中身を入れていた。他は底に穴が)

 今回買うことができなかったJean-Paul Hevinのエクレア(16点)も近いうちにぜひ食べてみたいものだ。

 

 エクレアとは意外に奥深いものだった。


 ※フェルデール氏によると、悪いエクレアとは、シュー皮が固くて厚いもの(冷凍保存したものを焼いている証拠)。大きすぎる、または小さすぎるもの。カカオ・プードルで作ったガルニ入りのもの。チョコ・ムースが入ったものは、問題外とか。

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