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2007年3月22日 (木)

フロマージュ、あれこれ。 ⑤マンステール

 

Img_5201 熟成が十分に進んだものだったのか、はたまた、室温に戻しすぎたのか。

 ひさしぶりに買ったチーズ、munster(マンステール)は、食べながら、『くさいくさいチーズぼうや』という本のタイトルが思い浮かぶほど、臭かった。

 

 ”くさや”と表現する人もいたが、私には、”発酵しすぎた納豆”のにおい。

 とろけだしたマンステールをすくって食べると、濃厚なミルクのコクが口中に広がる。強烈なにおいと違い、なんと滑らかな味わいだろう。クセになるまろやかさで、止められないほどだ。

 

 でも、やっぱり臭い。うっかり、そのねっとりしたオレンジ色の皮に触ってしまった指さえも、臭い。

 

 マンステールはフランス最古のチーズのひとつで、1969年、マンステール・ジェロメという呼称でAOC認定されるまでの600年間、フランス東部アルザス地方とロレーヌ地方でそれぞれ、”マンステール””ジェロメ”という異なる名前で呼ばれていたという。

 ウォッシュ・チーズと言えども、アルザスという土地柄だろうか、製造の過程ではビールでチーズを洗うという。現地では、皮付きの茹でたジャガイモと一緒に食べるほか、シュークルートの後にぴったりのチーズなのだとか。加熱すると、さらににおいそうだが・・・。

 70ー80年代には、クミンを混ぜたマンステールが流行ったらしい。下火になった今でも、マンステールにクミン(またはキャラウェイ・シード)の粒を添えて食べる習慣は残っているのだとか。今度、やってみよう。

 参考文献:Guide de l’amateur de Fromages(solar)、チーズ図鑑(文藝春秋編)




Arthur ※テレビで”マンステール・ネタ”も発見。


 フランス各地方から視聴者が参加する、『A prendre ou a laisser』という番組で、司会者のArthur(写真右)にアルザスから来た女性が持参したおみやげが、マンステール!

 きっちりフタをしたタッパに入れられ、歯ブラシまで添えられていたから、その臭さはアルザシアンも認めるところなのだろう。

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