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2007年3月27日 (火)

本家はこんな感じ。 ーBENOITー

 

P1100467 日本からグルメなお客様。
 東京・青山の「ブノワ」に感激されたと伺っていたので、パリのBENOITにご案内した。

 

 

 両方とも、アラン・デュカス氏のレストラン。
 店名は同じだが、東京店は”ビストロ・シック”がコンセプト。ビストロで供される伝統的な、あるいは地方料理のフレンチを、モダンで洗練されたかたちで提供するという。
 パリ店は、元々、パリの有名な老舗ビストロだった同店の経営権を、2005年4月にデュカス氏が取得。同氏のグループ傘下になった後も、店名、インテリア、メニュなどを変えることなく、以前のまま、営業を続けているという。

 

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 訪れてみると、なるほど、店構えに”デュカス色”は感じられない。
 どこにでもある、高級ビストロといった感じだ。
 店内は、予想に反して狭く、ドアを開けるとすぐに テーブル・・・という具合で、訪れる人は、ビストロ特有の活気にすぐに包まれるだろう。

 

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 シャンパーニュに添えられたグジェール(大きめのサイズが、一人3個も!)をつまみながら、メニュー を眺める。
 パット・オン・クルート、フォアグラ、エスカルゴ、ザリガニのスープ、テット・ドゥ・ヴォー、自家製カスレ、舌平目・・・。堂々たるトラディショナルな皿のラインナップに、新鮮味すら感じる。

P1100471 私が頼んだのは、SAUMON FUME MARINE, salade tiede de pommes rattes et cebettes (燻製のサーモンのマリネ、ラット(ジャガイモ)とセベット(タマネ ギ系)の温かいサラダ添え)

  FILETS de SOLE facon diappoise, epinards(ディエップ風舌平目、ホウレンソウ添え)

P1100472  元々のブノワを知らないので、なんとも言えないが、軽やかに塩が効いた、滑らかな食感のサーモン、ぷりっとした口当たりのヒラメをいただきながら、超上質の素材が使われている に違いないことだけはわかった。"デュカスらしさ”を垣間見る。

 ちなみに、”本日のオススメ”のひとつ、ASPERGES vertes de PERTUIS, sauce vinaigretteP1100475 ou mousseline(ペルテュイ産グリーン・アスパラガス、ヴィネグレットかムスリーヌ・ソースを添えて)。
 茹でただけのアスパラ、5〜6本のシンプルな皿が、38ユーロ(約6,000円!)という目を剥くような値段だが、近くのテーブルの男性グループが頼んでいたのを見た。

 鮮やかに茹で上げられた大振りのアスパラを、客の前で一本一本、布に置き、水気を切りながら熱々の状態でサーブする。
 素材への自信がなければ、とてもこの価格では提供できないだろう。(それにしても高すぎる!)

 

P1100477 デザートは、タルトタタンヴァニラ・アイス
 これまた上質のクレーム・フレッシュを、その場で 盛りつけてくれた。

 

 どの料理もボリュームがあり、小食の人には
ちょっとつらい面もあるかもしれない。

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 サービスは、気取っておらず、デュカス系らしく、とても感じが良い。ホスピタリティにあふれ、行き届いている。日本人を含め、外国人客も多く、英語はもちろん、「ザリガニ」など片言の日本語も操っていた。

 女性のソムリエの方も、各自が注文したバラバラの料理に合うリーズナブル(大事!)なワインを何本か、選んでくれた。

 なかなか楽しい夜だった。
 満足してコーヒーを飲んでいると、2階からアラン・デュカス氏本人が階段を降りてくるではないか! 本人はニコニコ笑ってらっしゃったが、突然の”生デュカス”に、全員、ぼーぜん。

 クラシックなプレゼンテーションをはじめ、料理はデュカスっぽくなかったけれど、やっぱりここはデュカスの店だった。 

 

 (参考文献:『料理王国』2005年12月号)

 


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 ○BENOIT
  20, rue Saint-Martin
      75004
      TEL:01 42 72 25 76
      FAX:01 42 72 45 68
      metro:Chatelet, les Halles, Hotel-de-Ville

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