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2007年1月15日 (月)

アンダルシア 冬の旅 ④エル・ブリ、イイトコドリ 後編

P1090838

                                                   

 「Tapasでございます」

   
 緑色の液体の皿が目の前に置かれる。

                                                                                                      

P1090820 実はまだ、コースの半分も終わっていないことを知り、愕然としていると、白手袋が伸びてきて、スポイドでチュッチュッと入れてくれた。スポイドなど、久しぶりに見た。

 Oil soup & grapefruit & green olive(2004)だ。(写真左)
 オリーブの濃厚な風味が、グレープフルーツの甘さと酸味でバランスを取る。この組み合わせはいい。

                                                   

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 次に、艶やかな白アスパラガスが載せられた皿が。Asparagus with ham and mollet egg(2003)。目の前で温かいソースをかけてくれる。アスパラガスにはホワイトチョコのような油脂(バター?)がコーティングされている。ほんのり温かなソースは卵系。カルボナーラを分解、再構築した料理なのだろうか。
 添えられた酸味のあるアスパラガスのスープで口の中をさっぱりさせる。P1090825

 Crab Chatka with tartar sauce(2005)
  カニ身の上に、アワアワ。

                                                   

P1090828  Quail thing in soya sauce(1987)
  焼き鳥を思わせる、ウズラ料理。骨を持って、パクリといただく。タレは塩辛め、濃い目。

 

                                                   

 ここからやっと、The DishesP1090830

 Ground rice macaronis with coconut curry and cod fish(2004)
 イタリアでよく見かける米粉のパスタを使って。でも、むっちりした食感で癖のあるタラの内臓(?)を併せるあたり、 むしろ、”腸粉”を思わせるアジアな一皿。

 
P1090832 Hake fish with beetroot raviolis and pistachio(1998)
  「お好み焼き!」と、笑いが止まらなかった皿。ガルニのベットラブが紅ショウガっぽい。

P1090835

 
 Beef sirloin covered in pesto sauce(1989)
 ちょっと休憩? 普通の料理も出た。ちょっとだけホッとする。

 

 Advance Dessert。

 2 metres of parmesan cheese spaghettis(2003)。(冒頭の写真)
 2メートルもあるスパゲッティを出しておいて、フォークもくれない。「ちゅるちゅると吸い込んで食べてください」と言われる。仕方なく、チーズ味の糸コンニャクみたいな麺をすする。かなり恥ずかしかったが、なぜだか楽しかった。P1090839
 

 The Desserts。

  Alphabet soup(2004)。今となっては、なにがアルファベットなのか、思い出せない。すみません・・・。

 P1090845 Warm chocolate mousse with pear sorbet(1998)

 そしてミニャルディーズ

                                                    

P1090846                                                

 コーヒーを飲みながら、手渡されたメニューを読み返し、なんと驚きの連続の食事だったのだろう!と感嘆した。

 聞いていた通り、皿数は多いが、ポーションが小さいので、満腹感に悩まされるほどではない。エル・ブリ本家の”つまみぐい”とはいえ、十分すぎるほど楽しめた夜だった。

 フェラン・アドリアが、温度差テクスチャー香り、などにこだわり、最先端のテクニックを駆使して創造する数々の皿。
 しばしば、『脳で味わう料理』と言われるその世界を垣間見ることが出来たのも収穫だった。

 本物のエル・ブリ。いつか行ってみたいと憧れは募るばかり・・・。

                                                   

 ※写真はクリックすると、大きくなります。

                                                                     

 ○HACIENDA BENAZUZA
  41800 Sanlucar La Mayor
    Sevilla Spain
  TEL:+34 955 703 344
    FAX:+34 955 703 410
    http://www.elbullihotel.com/

 ○elBulli
   http://www.elbulli.com/

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コメント

はじめまして、farafelさん!
しばらく前から読ませて頂いています。フォワグラの調理とか、初めて聞くお話しがとっても楽しいです。
写真もいつも、雰囲気がありますね。
ご自宅のチョコレートコレクションの写真も良かったです!かわいくておいしそう☆
今回連載のタパスのレストランもすごい!日本では見たことの無い、エンターテイメントみたいなお料理の展開です!!
こんなコース、おいくら位なんでしょう?気になります。
これからも更新を楽しみにしていますね♪

投稿: めめ | 2007年1月15日 (月) 09時39分

めめさん、こんにちは。
はじめまして。

拙ブログ、お読みいただき、光栄です。


エル・ブリ、本当にエンターテイメントですね。
本家本元はもっとすごいそうですから・・・。
日本には、ないのですか?
お値段は、パリよりかなりお手ごろ価格だと思います。

アンダルシアを旅行されるなら、ぜひ! お勧めです。

これからもよろしくお願いします。

投稿: farafel | 2007年1月16日 (火) 08時15分

初めまして、グーグル先生に教わってやってきました。
数年前の秋に私も一泊だけココに滞在しました。美味しいかと言われると・・・「?」な所もありましたが、楽しかったのは確かですね。(どちらかというと、プールサイドのバーで食べた、イワシのフリットの方が美味しかったです。)

実は、「マデイラ」で検索してココにたどり着いたのですが、そのマデイラを初め、アンダルシア(生ハム祭り!)やバスクなど、なんとなく行き先が似ていて他人事とは思えません。
まだ、全部読ませていただいていないのですが、スペインのバスクは行かれましたか?
ビルバオ、サン・セバスチャン・・・カンタブリア湾は、美味しいモノばかりで、私、メロメロでした。

パリにお住まいという事で、当たり前ですが、どこに行くにも近くて羨ましいです。
日本からだと、取り敢えずパリまで11時間ですから・・・。

長文すいません、また寄らせてもらいます。では。

投稿: marmitako | 2007年1月19日 (金) 01時08分

marmitakoさん、こんにちは。
はじめまして。

旅行がお好きなのですね!

はい、私もスペイン・バスクの大ファンです。
もう6年も前のことですが、ビルバオ、サン・セバスチャンを旅しました。今でも”リピートしたい場所”ナンバーワンです。

パリから行くと近いですが、日本から行くほうが、気分が盛り上がっていいものですよ! ”非日常”という感じがたまりませんでした。

これからもよろしくお願いします。

投稿: farafel | 2007年1月19日 (金) 08時53分

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