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2007年1月29日 (月)

アンダルシア 冬の旅  ⑥ロンダのパラドール

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  セビーリャを後にし、ロンダへ向かう。

 高速道路は、「これがアンダルシアの大地なのか!」と思わせる、赤茶けた農地の中を走る。冬とは思えない、強い日差し。夏場はヒマワリの花で埋めつくされるのだろう。

 ロンダに近づくにつれ、だんだんと目の前の景色は岩山へと変わっていった。

 今回の旅の参考文献のひとつ、『スペインおいしい紀行』(高森敏明著、NTT出版)での表記どおり、切り立った岩肌に、山羊の姿が見えた。山羊料理が郷土料理のひとつらしい。

                                                       

 ロンダの街は、深い峡谷にかかったヌエボ橋を境に、旧市街と新市街に分かれている。
Img_4028_2  この地方には、白壁の家が集まった”白い町”が多く見られるが、ロンダの旧市街もそのひとつ。
 迷路のように入り組んだ石畳の路地を歩く。タイル、鉄格子など、白い家のところどころに、アラブの名残が散見される。

 
 宿泊したのは、渓谷の上に建つパラドール・デ・ロンダ。(冒頭の写真の建物)

 ご存知の通り、パラドールは、スペインの国営ホテルチェーンともいうべき存在。
 「なんだ、国民宿舎か」と侮ってはならない。

 『モニュメンタルな価値のある建物を用いながら、現代的な快適さを保証する』という基本方針のもと、発展した宿泊施設で、古城、修道院、貴族の館などの歴史的建造物を改装し、約200㎞ごと(1日の移動距離)に配置、自然を楽しむために自然公園の中などに設置するなど、国立施設ならではのロケーションを誇るという。(参考資料:Esquire,vol.17)

Img_40471_1 ロンダのパラドールは、市役所跡地に作られたもので、当時のファサードだけが保存され、その名残を残している。
 ホテル特有の華美さはないが、清潔で、設備が整い、快適。値段もパラドールの中では、リーズナブル。なにより、絶好のロケーションが嬉しい。

 観光客と地元の人で賑わう商店街をひやかした後、パラドールのレストランで食事をした。
 こちらも、侮れない。
 メニューにはマラガの郷土料理がずらりと並んでいるが、その仕上がりは意外にモダン。
 
P1090962  アーモンド風味の冷たいニンニクのスープ、Ajoblanco de almendrasは、生のブドウ入り。
 この素敵な組み合わせが忘れられず、マラガ料理のレシピ本を買って帰ったほど。

                                                       

 待望の山羊料理は見当たらず、羊料理を。P1090964_1
 しっかりとした味付け、ボリュームは、”郷土料理”級。残念ながら、完食ならず・・・。

 とはいえ、ほどよくカジュアル、ほどよくシックな雰囲気で、こちらも快適だった。

 

 ○Parador de RondaParador
  Pl.de Espana, s/n
  29400.Ronda, Malaga
  TEL:952-877500
  FAX:952-878188
  www.parador.es

 ※今回の旅のバイブルは約3年前のEsquireのパラドール特集。
  表紙を飾るのが、ロンダのパラドール。旅情報も満足の充実度。お世話になりました。

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コメント

私もこのエスクァイア大切にしてます。というか、このまんま旅行したりしてます。

冬のロンダというのは、どんな感じでしょうか?冬でも観光客でいっぱいなのかな?
私が行った時は、5月初めという事で山のように観光客が居て、さすが観光地という感じでした。

>値段もリーズナブル。
とは、なかなか強気なご発言!私など、ここは仕方なく贅沢をしたクチです。(涙)

投稿: marmitako | 2007年1月29日 (月) 12時57分

marmitakoさん、こんにちは。

エスクワイアつながりですね!
本当に、充実の内容で、今回の旅ではお世話になりました。
パリに引っ越す直前、「役に立つかも!」と買っておいたのでした。
良かった。

訪れたときも、観光客が多かったですね。
日本人の方もたくさん。

パラドールの値段。
言葉が足りませんでした。
他のパラドールと比べると、かなりリーズナブルということです。
加筆させていただきました。
ご指摘ありがとうございました。

投稿: farafel | 2007年1月30日 (火) 06時54分

うわー今回はアンダルシアですか~いいですね!是非今年こそ訪れたいと思っている処です。バスクに行った際サンセバスチャンまで足をのばしすっかりスペインに魅了されています。旬の食材情報とその使い方などとても勉強になります&美味しいもの情報などもいつも参考にさせていただいています。今年も引き続き楽しみにしています!Esquireのパラドール特集いいですね。今度日本に行くときにバックナンバーを探して手に入れたいと思います。私のバイブルEsquireの2005年Sept号「ヨーロッパ北緯43度の美食を味わう」もなかなかgoodです。

投稿: jane | 2007年1月30日 (火) 21時15分

janeさん、こんにちは。

スペイン、いいですよね。
パリに住んでいるからか、本当に魅力を感じます。

おお、私も「ヨーロッパ北緯~」を持っています。
帰国したとき、成田で目にして、即買いしました。
でもパラドール特集の濃さは、もっとすごいですよ!

投稿: farafel | 2007年2月 1日 (木) 08時23分

「パラドール特集」はもっと濃いんですか!・・旅の前に入手しなければ。

投稿: jane | 2007年2月 2日 (金) 06時43分

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