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2006年12月16日 (土)

社会見学@Hotel Ritz

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 あっという間に、リッツ最終日

 シェフによる講義の時間が余ったので、ホテル内を案内していただくことになった。

                                       

 ホテルのメイン・ダイニング、レスパドン(1つ星)のキッチンは学校と同じフロアにあるが、恐れ多くて覗いたことがなかった。

 ホテルだけに広い。だからなのか、働いている人の数が少なく見える。
 サービス時間外なのに、パンケーキを作っている人がいた。ガラスの容器に入ったフレーズ・ド・ボアが添えられている。バラの花びら付き。ルームサービスがあるホテルならではだ。

                                       

P1090632 巨大な冷蔵庫、魚処理部屋、エコノマ(貯蔵庫)、ブーランジュリーのほか、チョコレート専用の部屋、銀器を磨く部屋、ホテルの花を担当する部屋、巨大な洗濯機が並ぶランドリー、etc,etc。ホテルの見学は初めてだから、見るものすべてが興味深い。

 特に、カーブP1090623
 係りの方によると、同ホテルが所有するワインは約30,000本。そのうちの16,000本がホテル内にあり、残りは別の場所にあるセキュリティ万全のカーブで保管されているという。

 オー・ブリヨン、シュヴァル・ブラン・・・自慢のお値打ちワイン(天井近く、棚の一番上に保管)をはしごに登り、わざわざ取り出して見せてくださった。データベースで、買った時と現在の価格を教えてくださる。1本2,000ユーロ超のワインばかりだ・・・。
 桁違いのお金持ちが滞在するだけのことはある。

                                       

 シェフがおもしろい話をしてくれた。
 第二次世界大戦中、ドイツ軍によるパリ占領と略奪を恐れたホテルは、カーブの入り口を壁のように塗り固め、ワインを隠した。
  1940年、予想通り、ホテルはドイツ軍に占領されてしまう。
 幸い、カーブはドイツ軍に発見されることはなかったが、隠した人たちも亡くなり、カーブの存在は忘れ去られてしまった。
 その後、現在のオーナー、アルファイド氏がホテルを買収し、改装工事を始めたところ、隠されていたカーブが出てきた!というのだ。
 もちろん、ワインは無事。アルファイド氏、かなりお得なおまけ付きの買い物をしたというわけだ。

P1090627  ところがこの話、ホテルのHPでは全く違うエピソードが紹介されているし、隠した当本人とされるのがオーギュスト・エスコフィエ(占領前の1935年没)だったりするので、若干、信憑性に欠ける”伝説”だが、話としては、こちらのほうが断然おもしろい。

 真実を知っているのは、たぶん、このブランデー。
 1830年のものらしい・・・。

                                       

 ○Hotel RitzImg_3307
  15 Place Vendome
  Paris 75001 France
  http://www.ritzparis.com

 
 ※最後の実習終了後、ディプロム授与式が。シャンパーニュも振舞われ・・・。最後まで優雅な感じでした。
 
 

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