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2006年11月13日 (月)

なんじゃこりゃ?な食材  ⑩trompette de la mort

  キノコの季節。

 レストランの付け合せにもキノコがたっぷり。八百屋さんの店頭を飾るのも、やっぱりキノコだ。

Img_2503  今年はセップのアタリ年だったそうで。
 以前、虫喰いのセップを買ったのがトラウマになり、それ以来、食べたくても買えない。あの虫がどうしても、ダメ。仕方なく、乾燥や冷凍もので食べたい気分をごまかしている。

 軸部分を半分に裂き、「虫はいません!」とアピールして売られているセップもあるのだが・・・。多種多彩なキノコの山を前にし、残念だ、本当に残念だ。
 

 「これなら、大丈夫かも!」と勇気を振り絞って買ってみたのが、”死のトランペット”と呼ばれるtrompette de la mort
 
 名前も不吉なら、その見た目も、お世辞にもおいしそうとは言えない、灰色の干からびたキノコだが、レストランで食べ、そのおいしさに驚いた。薫り高いキクラゲと言おうか。濃厚な香り、凝縮された味わい、その薄さからは意外な歯ごたえがある。

 じっと見ないようにして、きれいなトロンペットを数片、ビニール袋につまみ入れた。

 ジロール茸の要領で、根元の先端と傷んだ部分をナイフで切り落とす。砂っぽかったので、さっと水洗いし、水気を拭き取った。

 レストランではバターで炒めたもの、ソースに入ったものを食べことがあるが、今日はキクラゲのイメージで、中華風に。Img_2515

 油でニンニクと唐辛子を炒め、トロンペットを加え、よく炒める。今日はシイタケも加えた。ポワレした貝柱、お好みの野菜を加え、塩・コショウ、オイスターソースなどで味を調えれば、出来上がり。

 炒めている時から、独特の香りに包まれる。
 真っ黒になったトロンペットを恐る恐る食べてみると、やはり美味! シイタケのあっさりとは対照的で、存在感があり、貝柱にも合う。

 おいしい、おいしいと、ぺロリと食べてしまい、もっと買えばよかったと後悔した。
 
 

 ※不気味な名前の由来は、長い間、毒キノコと考えられていたからという説、晩秋、特にToussaintという死者の祭りの頃に収穫されるからという説を見つけた。弾力があり、いい香りがする、真っ黒なものを選ぶこと。古くなるにつれ、灰色がかってくるという。今回、買ったのはかなり灰色だったので、それほどの品ではなかったということ! (参考:http://www.linternaute.com/femmes/cuisine/encyclopedie/fiche_composant/185/trompette_de_la_mort.shtml

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コメント

はじめまして。先月くらいから楽しませていただいています。パリ郊外(といっても40分くらい離れてますが・・・)に住んでいます。
セップに、虫がいたと聞いてびっくり! そんなこと露にも思わず、ぱくぱく食べていたのですが、確かに言われてみればそうですよねぇ・・・ 私もこれからは用心して買おうと思います。

投稿: にゃんたろ | 2006年11月13日 (月) 07時25分

 田舎者生まれの私としては、虫がいるということは新鮮な証拠と思っているのは私だけ?!
 小さい頃から両親とも実家が農家だったので、朝摘み、朝取れなど食べていた所為か野菜に関しては煩い!と自分だけが思っていることかもしれない!
 だからか私は虫は全然大丈夫なのですぅ。
 でも、食べる時には排除しないと気持ち悪いわよね。 
 おいしそう~!う~ん、たべたいなぁ~。
 パリのマルシェでたっくさんのきのこ類が売られていたもの。
 きのこの処理法や調理法は、きのこ博士のYシェフに聞いてみるといいかも・・・ね!
 

投稿: ゆかりん | 2006年11月13日 (月) 23時36分

にゃんたろさん、こんにちは。
はじめまして。

お読みいただき、ありがとうございます。

いえいえ、いないセップもあるのですよ。
私も最初の数回は全く気づかず、食べていました。

キノコに虫がいるということを考えたこともなかったのです。
よく考えたら、マンガとかで、見ますよね。
「セップいたら返金!」とかやってくれる八百屋さん、ないでしょうか?

投稿: farafel | 2006年11月15日 (水) 08時45分

ゆかりんさん、こんにちは。

すごい、虫が大丈夫なのですね。うらやましい。
ほんとうに、こればかりはダメなのです。

でも私が買ったセップの虫のすごさは、ゆかりんさんでもダメだと思いますよ。ああ、書いているだけで、あの光景を思い出して、ぞわ~となってきました。

そうそう、キノコの話をするたびに、Yシェフのことを思い出します。
手打ちパスタとあわせた白いキクラゲみたいなキノコが絶品でした。いつかまた食べたいです。

投稿: farafel | 2006年11月15日 (水) 08時49分

 因みにYシェフの白いキクラゲみたいなキノコは、花ビラ茸というもので日本を離れている間に今や隠れメニューになってしまいましたよ~!
 ということで、メニューにはありませんが依頼すればきっと喜んで作ってくれますよ。特にfarafelさんだったらね!(^_-)-☆

投稿: ゆかりん | 2006年11月16日 (木) 23時51分

 セップ茸にも虫が居るんですね。
 
 先日、先日イタリア料理の先生のお宅でポルチーニのパスタを作りましたが、その時もやっぱり居ました。 でも、あんな小さな虫なら平気です。 

 その先生、秋にイタリアの北部の山へ旅行されたそうですが、1.3キロものポルチーニを収穫したそうです。 羨ましい。 他にも色んなきのこが生えているそうですが、やっぱり毒きのこもあるのそうで、先生はポルチーニだけ採ったとか。 食用きのこかどうかもちゃんと確かめる施設があるとおっしゃっていました。 

 ポルチーニも松茸同様自然界でしか生息しないそうですね。

 セップ茸もまた挑戦してみます。 ありがとうございました。

投稿: アムスッ子 | 2006年11月26日 (日) 01時24分

アムスッ子さん、こんにちは。

セップとポルチーニ。私の記憶が正しければ、同じキノコだと思います。
私のセップ体験、すごい数だったのです。いやー、思い出したくないですねー。

投稿: farafel | 2006年11月27日 (月) 07時03分

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