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2006年11月 6日 (月)

リヨンとその周辺 ③侮れない!田舎の一つ星

 宿泊先のレストラン、Domaine de Clairefontaineで夕食。
 
P1080937  正真正銘、田舎のど真ん中にあるレストラン。シェフ、Philip Girardonについて予備知識はなく、全く期待していなかった。

 こんな辺鄙なところだから、来る人も宿泊客ばかりだろうと高をくくり、若干カジュアルめな感じで出かけたところ。
 やはり、一つ星。きちんとした感じのインテリアだった。大失敗。田舎だけに、地元らしき人々も目一杯おしゃれをしてきているのだ。

 少々居心地の悪い気がしたが、きっと地元の若者であろう、フレンドリーで初々しい感じのサービスの方々のお陰で、すぐにリラックスモードに。

 
P1080939  せっかくなので、ジラルドン・シェフのおまかせコース、Symphonie au 《Piano》を注文した。

 シャンパーニュのお供に。ベトラブのプチフール、帆立貝のタルタル入りクレープなど、手の込んだアミューズが登場。いきなり驚かされた。

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  Du Barry風(カリフラワーを使った)スープ、グリーンピースとフォアグラの冷製、エスカルゴのテンプラ。

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 フォアグラのテリーヌ、アルデッシュ産栗を添えて。

                                                                                           

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 ホタテ貝のポワレ、ジャガイモ添え。

  サン・ジャックのシーズンが始まった、とにっこり。中は生。好みのキュイッソン。

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オマールと野菜のスパゲッティ仕立て。

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 蒸した白身魚(なんだったか忘れました・・・)。軽く燻製にしたカキとポワロ葱を添えて。
 淡白な白身魚をシンプルに調理することで、その味わいを際立たせることに成功。
 

P1080959_1  ジビエ!
 鹿にグルゼイユを添えて。
 クセがある、と先入観のあった鹿なので、身構えたが、かみ締めるほどに、赤身肉独特のミネラルというか、鉄分というか、滋味溢れる味わいが広がる。あっと言う間に食べてしまった。トラディショナルな料理が、小さなポーションで華美さ、古臭さをおさえ、洗練された仕上がりに。

                                                                                           

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 フロマージュは地元のものを選んでいただいた。パンもおいしかった。オリジナルの、キノコ型に焼いた栗のパンは、少しドライすぎたが、ナイス・トライといえるだろう。

                                                                                           

P1080968  デザート、ミニャルディーズに至るまで、きっちりと、丁寧に作られていて、高感度大。
 このコースでは出なかったが、ストラディヴァリウスをモチーフにしたデザートがスペシャリテらしく、皆食べていた。

                                                                                           

 そしてなにより、この夜いただいた白ワイン、Condrieuの力強かったこと!
 どの皿にも負けない。すばらしいワインとの出会いが嬉しかった。

 吟味した素材を、シンプルだがキュイッソンに心を配った丁寧な調理で、洗練された皿に組み立てる技術。プレゼンテーションも驚きはないものの、美しさ、繊細さは見事。
 これで、一つ星でいいのだろうか? 途中、何度も首をひねった。

 リヨンから約30㎞離れた田舎に建つ、レストラン。
 食事をした後は、燦然と輝いて見える。(←ゲンキン)
 その洗練とは正反対だった私の服装。田舎、田舎と侮っていた。次回は、もう少しおしゃれをして行かねばと深く反省。P10809701

 ○Domaine de Clairefontaine
  Chemin des Fontanettes
    38121 Chonas L'Amballan
    TEL:04 74 58 81 52
  FAX:04 74 58 80 93
    http://www.domaine-de-clairefontaine.fr/

 ※後で調べてみると、フィリップ・ジラルドン氏M.O.F.の称号を持つ著名なシェフだった。ああ、本当にごめんなさい。

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コメント

 さすがフランス!!本当においしそう!!奥が深いです。
田舎も食べ歩きたいですねー。
私は一つ星の上昇中のレストランが一番好きです。2つ星になろうと頑張っているから、内容は2つ星!時々すごいところを見つけます。それも楽しみですね。

投稿: ハワイのまゆみ | 2006年11月 6日 (月) 11時04分

めっけもののレストランですねー。
私もサンテミリオンで、
どっか開いてるとこないかしらと入った
"bar restaurant"が、
カジュアルなのにものすごーーーーく美味しくて、
カンゲキして帰ってきたところです。
こういうレストランに、ひょんなことで
出会えてしまう、
これがフランスの底力ですな。

投稿: はなもげら | 2006年11月 6日 (月) 17時21分

ハワイのまゆみさん、こんにちは。

そうなのですね、勢いがあるところは、すでに次のレベルまで、行っちゃっているのですね。

なるほど、なるほど。

投稿: farafel | 2006年11月 9日 (木) 00時06分

はなもげらさん、こんにちは。

ご旅行はいかがでしたか?
私は食べ疲れから、まだ回復できていません。
年を取ると小さくなり、グルメな旅もきついですね、いやですねー。

それなのに、こういうときに限って、いろいろと行事があり、胃袋ノンストップです・・・。本当はもっとおいしく食べられるはずなのに!

投稿: farafel | 2006年11月 9日 (木) 00時08分

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