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2006年6月27日 (火)

Carotte rapees(キャロット・ラペ)

 「ザ・カンニング IQ=0」(1980年製作)というフランス映画をご存知だろうか。

 フランスには、バカロレア(通称BAC)という大学入学資格を得るための統一国家試験があるのだが、この試験に受かるためにありとあらゆるカンニングを試みる学生達を描く、おバカな青春コメディだった。

 当時駆け出しの若手俳優だったダニエル・オートゥイユが主演だったり、車や犬の模様までモノグラム!のルイ・ヴィトン・マニアが登場したり、それなりに見所はあった。Ninjin

 その中で、刑事(記憶がはっきりしないが、警察関係者)がレストランで昼食を食べるシーンがある。

 ニンジンのサラダをワシワシと食べようとするのだが、何かが店にぶつかり、食べることができないのだ。

 ニンジンにありつくことができない刑事を笑うところなのだろうが、生ニンジンをサラダにしてむさぼり食う、フランスの食生活のほうが鮮烈だった。

 それ以来、見よう見まねで、ニンジンを千切りにしてサラダにしていた。量を切るのは疲れるし、なんとなく青くさかったが、「フランスっぽい!」だけで作り続けていた。口の中でゴリゴリして、たいしておいしくなかったのだが。

 
 月日は経ち、フランスに来て食べたニンジンサラダは、案外太かった。でもしんなりして、甘くて、おいしい。何が違うのか。

 ニンジン・サラダはフランス語ではCarotte rapees。raperはおろす、するという意味。例えば、細くすりおろしたチーズは、fromage rapeとして売られている。

Orosihgane  切るのではなく、おろし金でおろせば良かったのだ。ダイコンおろし以外、野菜をおろし金でおろす感覚がなかったのだ。

 見た目は悪いし、表面はザラついているが、そのほうが、味が馴染む。

 それ以来、おろし金でシャッシャッとすりおろして完成。あまりの簡単さに、すっかり定番の一品になってしまった。

 今年のBACは終了。後は7月の結果を待つのみ。バカロレアからキャロット・ラペを想像する人がいるなんて、猛勉強した当人たちは思いもよらないだろうが。
 そういえば、クスクスを初めて見たのも、この映画だった・・・。ある意味、影響を受けた映画といえるかもしれない・・・。

 ○Carotte rapees
  ニンジン(葉つきが甘くておすすめ)は皮をむき、おろし金でおろす(穴の大きさはお好みで)。
  ヴィネグレ・ド・シードル(リンゴ酢)とオリーブオイル、塩・コショウ、お好みのハーブ、レーズンを加え、混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
 アーモンド・スライスを仕上げに散らしても。

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コメント

ザ・カンニング大好きでした!!
幼心に、まさにガイジン顔のダニエルにポッとなってました^^;
でも、当時はフランス映画だなんて認識はなく、しばらくの間なぜか、後に別の映画で見たロバート・デニーロとダニエルは同一人物だと思ってました。。。

チーズおろし器でカリフラワをおろしたことってありますか?いつかやってみたいんですけど。。
夫がカリフラワ嫌いで試したことがないんです。。
見た目がクスクスみたいでおいしそうなんですよね。。

投稿: lulu | 2006年6月27日 (火) 19時51分

こんばんは。
にんじんサラダにはレーズンですっ!
絶対レーズン・・・。

投稿: Madame K | 2006年6月28日 (水) 00時58分

luluさん、こんにちは。

D.オートゥイユとR.デニーロ!
なるほど。
肌の白さとほくろの位置でしょうか。
そういわれれば、似ていますね。

カリフラワーをおろすのですか?
それでなくても喉につまりやすいのに、さらに細かくするとケホケホしそうですが・・・。

投稿: farafel | 2006年6月28日 (水) 05時56分

Madam Kさん、こんにちは。

そうですよね。
レーズン、絶必ですよね。
このサラダには甘さが大切。シードル酢を使うのも、そのためです。

ところで、今回、上質のレーズンを使ってみましたが、無駄でした。
普通ので十分です。
おいしいレーズンはそのまま食べるのが一番でした。

投稿: farafel | 2006年6月28日 (水) 05時59分

ferafelさん、こんにちは。

にんじんサラダよく作ります!がレーズンが合うのですね。勉強になりますね♪いつも白ワインビネガーで作るのですが、りんご酢の方が美味しそう。
カナダへ留学した時に、イタリア移民の家庭にホームステイしていてパーティーの時、カリフラワーやブロッコリーなどを生でガリガリと食べていた(ソースをつけて前菜として)のにはびっくりしました。結構良い家庭だったのですが・・
次回かにんじんサラダ=「キャロット・ラペ」と家でも呼ぶことにします。

投稿: Sonia | 2006年6月28日 (水) 21時02分

Soniaさん、こんにちは。

そうですね、生野菜のオードブルは定番ですよね。

私も生のカリフラワー、大好きです。むせますが。
あの数種類のディップさえつけず、オリーブオイルと塩くらいにしておけばいいのにといつも思っています。
でもディップもおいしいですよね。

生のピーマンをバトン状に切ったのも甘くて好きです。

投稿: farafel | 2006年6月29日 (木) 18時03分

にんじんサラダが食べたくなって、
farafelさんのキャロット・ラペのブログを見に来ました。
何を入れるかを忘れたからです。
答えはレーズン。
おまけにアーモンドスライスもありませんでした。

今回は、レーズンなしで作りました。
レーズンがポイントみたいなので、次回は必ず入れます。

投稿: もも | 2006年8月 3日 (木) 23時34分

ももさん、こんにちは。

レーズンなしのキャロット・ラペも悪くないと思いますよ。

好みだと思います。

いかがでしたか?
気に入っていただけたでしょうか?

あとはももさんのアレンジで。さらにおいしく!

投稿: farafel | 2006年8月 4日 (金) 07時33分

farafelさん、こんにちは~
にんじんをすりおろして作るサラダは
チリス(スイス)の野菜カッターが手に入って
ちょくちょく作ってましたが
これが「フランス人」も食べていたものだと
farafelさんのところで知りました。
しかし、味付けは自己流。
オリーブオイル、塩、あらびき黒コショウのみ。
これでも、甘くておいしくて気に入ってましたよ。
今回は酢を入れてみました。夏向きでさわやかでした。
次はレーズン、レーズン。念仏のように唱えてます。

投稿: もも | 2006年8月 5日 (土) 17時33分

ももさん、こんにちは。

チリスの野菜カッター。
むむむ。欲しいかも、です。

次のソルドで狙うかな、です。

投稿: farafel | 2006年8月 9日 (水) 06時33分

レーズン入れて、つくりました。
やっと記事書きました。
今日も食べました。おいしかったです!

TBできました。
たしか、以前、何度やっても失敗しましたよね。
よかったです。

投稿: もも | 2006年10月15日 (日) 23時55分

ももさん、こんにちは。

レーズン入り、作っていただいたのですね。
ありがとうございます。
ちゃんとTBもしていただき。
感謝、感激です。

投稿: farafel | 2006年10月16日 (月) 17時22分

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» 「キャロット・ラぺ」と呼べば、なんとなくおしゃれ [エンゲル係数増大化生活]
チリス(スイス)の野菜カッターが手に入ってから よく作ってた、にんじんサラダ。 この野菜カッターを使うと、 野菜の表面がざらざらした感じになり 味がなじんでとってもおいしいのです。 そんなこんなで自己流で作... [続きを読む]

受信: 2006年10月15日 (日) 23時51分

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