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2006年5月14日 (日)

目移りするパン屋さん -Heurtier-

 『からすのパン屋さん』(かこさとし作)という本には、”太鼓パン””恐竜パン””テレビパン”・・・といった子どもが喜びそうな、ユニークなパンが多数登場する。実際の日本のパン屋さんも、ありとあらゆる”創作パン”であふれんばかり。受け止める消費者の懐も広い。

Pain_3 フランスのパン屋さんにも、ドライフルーツ入り、チーズ、オリーブ入り、ピッツァ、キッシュ、サンドイッチ、パン・オ・ショコラなどあるが、やはり主力商品は主食となるプレーンなパン。星付きレストランでは ”海草入りパン”など変り種を見かけるが、日本ではずいぶん前からあったはず。

 文化が違うのだから、しょうがないが、正直、ちょっと物足りない。たまにはカレーパンとか、カツサンドとか、マヨネーズパン(コーン付き)といった”調理パン”的なものが食べたい。トレーとトングを持って、「どれにしようか」と悩みたい。

 そんなとき、おすすめしたいパン屋さんが、マレ地区にある"Heurtier(ウルティエ)"

 フランスでは近年、健康志向を背景に、酵母を使った"bio"パンを作るパン屋さんが増えているが、もう一つの傾向が”オリジナル・パンの製造”だという。(参考:http://www.cuisine.tv/index.cfm?co_id=25160

 Heurtierは、その先頭を走る店だろう。Soup_1

 店頭には大ぶりのピッツァが数種類(冬だと暖かいテイクアウト用のスープが)並ぶ。売り場にはサンドイッチ、バゲットサンド、キッシュ、タルト、シェーブルのスライスがどかっとのっかったパンなどがずらり。奥には数種類のフレーバーのフィセルがバスケットに入れられ、並んでいる。

 一番のおすすめは、チョリソー入りフィセル(ficelle au chorizo/写真上)。細いのに、外側がカリっ、中がモチッとした食感。中には風味豊かなチョリソーが。一度食べ始めるとやめられなくなる。マレ散策のお供にぴったりのスナックだ。

 今日はフロマージュ風味も買ってみたが、これも良かった。オリーブ入りもある。
 迷ってしまい、自分の順番が来るまで決まらないこともしばしば。カレーパンはないが、それでも、目移りするパン屋さんなのだ。Pasta_4

 自然酵母のパン"Carre du Marrais"も酸味がちょうど良く、肉料理に合う感じでおすすめだ。このパンを使ったサンドイッチもクオリティが高く、食べていると嬉しくなってくる。

 売り場の反対側ではパン製造の様子を見ることができるし、二階のサロン・ド・テも充実のメニューだ。

Sand_1  お店のスタッフも感じがいい。忙しいパン屋さんだというのに。

 ○Heurtier
  2, rue de la Verrerie
    75004 Paris
    TEL:01 40 27 91 97
    metro:Hotel de ville

※ 写真は、約1年前に撮影したランチセット。大振りのボウルにスープがたっぷり。レーズン・パンのクルトンが新鮮だった。メインのパスタもタルティーヌも量がたっぷり。単品でもいいかも。かなり”お得”なセットだった。

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コメント

本当に。パンはパンで美味しいんだけれど、どうして、ここまで種類が増えないんだろうと、フランス人って、本当にすごいなって思ってました(笑)バゲットとパンオショコラ、パンオレザン、クロワッサン、ショソンオポムだけって感じですものね、安心して食べられる物って。先日も、友人と、「調理パンがあればお昼にそれだけで済ませたいときがあるのに、、」って話していたところ。
「からすのパン屋さん」私も小さい時大好きで、我が家では兄弟(4人兄弟)の誕生日になると、みんなでパンを焼いていて、あの本をみて形を決めていました。そんなに美味しい出来ではなかったけど、すっごく嬉しかったのを思い出しました。

投稿: 沖楽 | 2006年5月14日 (日) 16時49分

先日からちょいちょい覗かせていただいていたのですが
初コメントです。
最近パン好きで・・
美味しそうですね。バリっていう音がしてきそうな・・
スープも美味しそうです。
いいなぁパリにお住まいだなんて・・

投稿: Banana | 2006年5月14日 (日) 19時55分

沖楽さん、こんにちは。

一番許せないのはですね、ホットドッグですよ。
バゲットにソーセージ。そしてチーズが糊のように固まって。
「温めましょうか?」といわれ、うかつにうなづけば、レンジでチンです。
NYのホットドッグを食べたいです。
今度、カレーパン、作りますよ。

投稿: farafel | 2006年5月16日 (火) 01時09分

Bananaさん、こんにちは。
はじめまして。

いえいえ、日本のほうがいいですよ。

パンだって、結構、こちらの人はこだわらない人が多いです。
日本人のほうがおいしいパン屋さんに詳しい人が多いかもです。

たまにおいしいのを見つけると、喜びもひとしおです。

投稿: farafel | 2006年5月16日 (火) 01時11分

こんにちは。かなり美味しそう!な写真ですね。毎回撮影の仕方もとてもきれいなので、すごく参考になります。こんなお得なセットもあるのですね。最近実家へ帰ったらPAULが出来てて、キッシュを食べたらふわふわで美味でした。自分で作るのと大違い・・最近日本でもPAUL増えてますね。ウルティエぜひ行ってみたいです。

投稿: Sonia | 2006年5月16日 (火) 15時02分

Soniaさん、こんにちは。

ウルティエ、ぜひ行ってみてください。
マレの散策に疲れたとき、休憩にいいですよ。近くのマリアージュ・フレールより空いていますし。

日本のPAULは、こちらのより立派だと思うのは私だけでしょうか? 美しい!

投稿: farafel | 2006年5月17日 (水) 07時49分

はじめまして。いつも、楽しく拝見させていただいてます。
最近、自分でもブログ初めて、楽しくて、今回コメントしちゃいました。去年、フランスに旅行する際に、レストラン予約したくて、こちらのブログにたどりつきました。

向こうでは、自由時間が少なく、一軒だけ、予約して行ったんですが、レ・ブキニストだったかな?
おいしかったけど、量が多くて、しかも濃かった・・・残さず食べれるフランス人の年配の方とかいて、すごいと思いました。
ツアーの料理はブー×でしたが、パンはちょーおいしかったです。クロワッサン、パンオショコラ・・・もう一度食べたい・・今はパン好きがこうじて、パン屋で働いてます。
また、おいしいブログ楽しみにしてます。

投稿: hyi | 2006年5月18日 (木) 09時00分

初めて拝見します。すごおいですね、この情報量!
私も数年前にフランスにいた際、Heurtierは大好きなカフェでよくご飯やお茶に行ってました(ただ、いつも混んでて店員の対応は良くなかったけど)。
ここのチーズバーガーはパンがアメリカンなバンズではなくフランスパンだったような。
友人は『今までで一番おいしい』と大絶賛してました。

あと、カイザーの『ターメリック&ヘーゼルナッツ入りパン』も
大好きでした。

ほんとにまた住みたい街ですね...

ちょくちょくブログ覗かせていただきます!

投稿: frafra | 2006年5月19日 (金) 21時46分

hyiさま、こんにちは。
はじめまして。

パン好きが高じて、パン屋さんで働かれているとは!
うらやましいですね。

パリ滞在中に、おいしいパンの思い出ができてよかったですね。おいしいパン・オ・ショコラは、幸せな気分になりますよね!

これからもよろしくお願いいたします。

投稿: farafel | 2006年5月20日 (土) 01時54分

frafraさま、こんにちは。
はじめまして。

フランスにお住まいだったのですね。
ウルティエのバーガー、食べたことがありません。
きっとおいしいのでしょうね。
今度、食べてみます。

カイザーの情報、ありがとうございます。こちらも今度、試してみますね。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: farafel | 2006年5月20日 (土) 02時27分

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