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2006年4月28日 (金)

フランス語化候補、満載? -Le Pre Verre-

 フランス語になった日本語は、スシ、テンプラ、ゲイシャだけではない。

 スリミ(カニかま)、シタケ(椎茸)、カキ(柿)、フトンマンガエロ・キティ(Hello Kitty)・・・。フランス語になった日本語は少なくない。もはや、日本語とも知らずに使っているフランス人さえいて、おもしろい。

 フランス料理の世界では・・・。常に新しい味を求め、世界中の多種多彩な食材を探求するシェフたちの中では、日本語の浸透度がさらに深そうだ。

 トロワグロ系列の一つ星レストラン「ラ・ターブル・デュ・ランカスター」ではBouillon de cabillaud au riz "Koshi-Hikari"というコシヒカリを使ったメニュがあるし、海苔味噌出汁を使う星付きレストランもある。ブリストルのシェフは、コベ・ブフ(神戸牛)のおいしさを熱っぽく語っていた。お菓子の世界では、抹茶柚子などを使うのは数年前から見られる傾向だ。

Onsen この流れは、星付きだけではなさそうだ。

 先日、街のレストランで、思いがけなく、日本語に遭遇した。

 ソルボンヌ大学近くの感じの良いビストロ、”Le Pre Verre”。夜でも、前菜+主菜+デザートのセットが25ユーロのリーズナブルな店で、いつも賑わっている人気店だ。

 黒板に無造作に書かれたメニューにOeuf "Onsen"(温泉卵)を発見。モリーユ茸とサツマイモのピュレと一緒に食べる前菜だ(写真上) 。トロトロした卵と混ぜて食べる。半熟卵では見た目が美しくないから、取り入れられた手法なのだろう。Agne_1

 主菜には、レモンのコンフィとAzuki(アズキ)を添えた子羊料理が(写真右)。甘くない餡子で、マッシュポテトみたいな感じに。

 このビストロのシェフ、Delacourcelle氏は、日本ほかアジアで働いた経験があり、和だけでなく、アジアの食材に精通しているとか。著書もある。

 外国の食材を違和感なくフランス料理に馴染ませているテクニックは見事。

 フランス家庭で、「今日は卵、オンセンにして」なんて会話が交わされる日は近い?
 

 ○Le Pre Verre
    8,rue Thenard 75005
    TEL:01 43 54 59 47
  休:日・月曜日
    Metro:Maubert-Mutualite

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コメント

お久しぶりです。
ようやく体調も良くなり、やる気が出て、ブログを再開することにしました。
これからも、仲良くしてくださいね。よろしくお願いいたします。

投稿: Madame K | 2006年4月30日 (日) 02時38分

Madame Kさん、こんにちは。

こちらこそ、おひさしぶりです。
体調が戻られて、安心しました。

ブログを楽しみに読ませていただきます。
アボカド豆腐、すぐにでも真似してみたいです。
試作したら、ブログにアップしますね!

投稿: farafel | 2006年5月 1日 (月) 21時44分

はじめまして
街猫と申します。NYに住んでます。
英語でも日本語から出来たものはありますが、フトンは折りたたみ出来るソファーベッドの事で最初は混同しましたがやっぱり布団から来てるんだなと。

でもエロキティって言うのがすごく受けました。確かにフランス語はHを発音しないし…。私もフランス語を少し勉強していて出来れば続けたいなあとは思っているんですけどね、今は独学です。

NYでもフランス人は沢山居て私のイメージでは日本の文化に興味を持つ人が多いような気がします、けどどうかな。

投稿: 街猫 | 2006年5月 2日 (火) 07時07分

街猫さん、こんにちは。
はじめまして。

NYでは、日本語、もっと普通に流通しているのでは?
いいですねー、NY! 一度住んでみたいものです。

エロ・キティ、おもしろいですよね。最初何のことかわかりませんでした。

確かに日本文化に関心のある仏人は少なくないですが、なんとなく”かっこつけ”に感じるのは私だけでしょうか。ある特定の人たちだけのような。マンガの類だと、もう日本はあまり意識されず、普通に浸透していて、すごいなーと思います。

投稿: farafel | 2006年5月 3日 (水) 09時56分

こんにちは、ふぁらふぇるさん

5月3日付の"Figaro scope"で、
フランソワ・シモンが、”le pré verre"を
とりあげてましたねえ。
彼が食べた"foie de veau au gingenbre"
(仔牛の肝臓、しょうが風味ってとこですか)
食べたくなりました。

投稿: はなもげら | 2006年5月 5日 (金) 16時38分

はなもげらさん、こんにちは。

今週Figaro Scopeをまだチェックしていなかったのです。
ネットでさっそく読んで見ました。
あのF.シモンを”抜いた”とは! へへん(冗談です)。


どうせなら”生姜焼き”と命名すればよかったのに。

いやー、やっぱりビストロはほっとします。素直においしく感じられます。
そうそう、おいしいビストロ、また見つけました。ご一緒しましょう。

投稿: farafel | 2006年5月 6日 (土) 18時09分

こんにちは。以前コメントさせてもらったげっちゃんです。
今はPre Catelannを辞め、偶然にもLe Pre Verre で働いてるのです。ブログ見つけてビックリしました。
また機会があれば是非来てくださいね。

投稿: げっちゃん | 2006年5月17日 (水) 00時49分

げっちゃんさん、こんにちは。

そうですか、Le Pre Verreで働いていらっしゃるのですか。

おもしろい日本ネタのメニュー、期待していますよ。

値段もお得で、サンパなビストロで、とても気に入っています。もちろん、またお邪魔したいです。

キッチンの様子のルポ、楽しみにしています!

投稿: farafel | 2006年5月17日 (水) 07時54分

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