« フレンチに飽きたら・・・②―台湾料理― | トップページ | ピエール・エルメのイスパハン »

2006年1月28日 (土)

オルセーの”ガラ”の裏方さん

 オルセー美術館。駅を改造して作られた、この美しいミュゼのレストランで行われたパーティに参加した。gala

 と言っても、"裏方さん"としてなのだが。

 ご存知の方も多いだろうが、コルドン・ブルーは「アリアンス・フランセーズ」という世界中にネットワークを持つ語学学校の系列だ。私も渡仏後、しばらくお世話になった。

 アリアンスが、世界中からのゲストを招く、年に一度のパーティをオルセーで開催するにあたり、コルドン生のボランティア・スタッフを募集していた、というわけ。

T1  招待客400人の立食パーティー。

 飲食店でのアルバイト経験もないのに、大丈夫だろうか? とモジモジする間もなく、トレトゥー(traiteur/ケータリング)会社のスタッフの指示に従い、皿盛りに加わる。

 とにかく、その種類と数に圧倒された。

 一口サイズのありとあらゆるおつまみ、カップに入ったサラダ各種、四角い透明の小皿に盛られたマリネ、ミニマルな感じのフォアグラ巻き、上品な竹串にささったスモーク・サーモン、鶏肉、リエット、生ハムなど多彩なオープンサンド・・・。

 四角の白い皿、ガラスが張られた黒いトレイ、石板など、四角い皿が多い。並べやすさと、モダンさが簡単に演出できるからだろうか。 tana

 彩りやデザインを考えつつ、すばやく盛り付け、棚にどんどん並べていく。

 40人近くのコルドン生が参加しているのに、なかなか終わらない。盛っても、盛っても、次々に新しい種類が運ばれてくるのだ。 

 それにしても、ケータリングの仕事は大変そうだ。小さいのに一つ一つに手間がかかる上、プレゼンテーションもよく練らねばならない。友人がコルドンでケータリングのコースを履修していたが、1週間かけて準備していたのを思い出した。

 
 やっと盛り付け終わり、おしゃれなお弁当(写真右下)が出てウキウキして食べていると、「次はデザートですよ!」。

traiteur そうなのだ。日本と違い、フランスではデザートは絶対に欠かせないもの。

 何箱ものマカロン、プチフール、スプーンに載ったお菓子、チョコレート、エクレア、焼き菓子・・・。こわれやすいので、少し緊張する。

 最終的には皿の置き場がなくなってしまった。

 パーティが始まった。

 私は飲み物スタンドに配置されたのだが、フランス人のシャンパン好きを目の当たりにすることに。「シャンパン、もう一杯!」。「このシャンパン、まあまあね」とブツブツ言いながらグラスを差し出すマダム。シャンパンはあっという間に売り切れ、「もうないの?」と不服そうに言われる損な役回りになってしまった。

 食べ物のはけかたもすごかった。料理の皿を補給しようと移動するうちに、持ってきた皿は空っぽになってしまう。bento

 「食べ物はゆっくり出して! まだアペリティフなんだから!」。宴会を統括する男性の指示が飛ぶ。

 400人規模のパーティのすごさを知った。

 最後は外に出していたレストランの大理石のテーブルの搬入までして、疲れきって帰宅したのだが、いい体験だった!

 残念だったのは、ただの1つもツマミ食いできなかったこと! お料理の報告が大雑把なのは食べていないからです・・・。

orsay
 
 ○Musee d'orsay

  Quai Anatole-France
  75007 Paris
  TEL:01 40 49 48 14
    metro:Solferino
   http://www.musee-orsay.fr

 ○Alliance Francaise
  101 Bd.Raspail
  75006
  TEL:01 42 84 90 00
    metro:Renne/St Placide/N.D.Des Champs
    http://www.alliancefr.org/

 ※ひと気のないオルセーは、なんだか奇妙な感じ・・・。

|

« フレンチに飽きたら・・・②―台湾料理― | トップページ | ピエール・エルメのイスパハン »

コルドン・ブルー」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

おー。すごい経験されましたねー。
仕事で大きなパーティーに出ることもたまにありますが、さすがにオルセーのガラ。料理が美しいですね。
しかし、アリアンスとコルドンブルーが関係あるとは知りませんでした。へー。

投稿: shin | 2006年1月28日 (土) 21時31分

shinさん、こんにちは。

すごい残業の嵐、落ち着かれましたか?

日本のホテルのコテコテのパーティーもすごいですよね。お鮨やおそばの屋台とかでちゃって。和洋中、なんでもありで。あれはあれで、おもしろくて好きです。

「へぇ~」な話をもうひとつ。アリアンスとコルドンの親分はコワントロー(お酒の)グループです。卒業式はコワントロー所有のサントノーレ通りの館(日本大使館の横)で開かれます。

投稿: farafel | 2006年1月29日 (日) 18時34分

ふぁらふぇるさん、こんにちは。
すごいですねー。400人の立食!
どんな勢いで食料たちがはけていくのだろう、
と想像するだにオソロシイ・・・・。
ふと、子どもの幼稚園で開かれた
ノエルのフェットを思い出してしまった・・・・。
食べ物がくるやいなや次々と手がのび、
あっという間になくなってしまう、
お菓子たち・・・・、飲み物たち・・・。
でも、こっちの人って
ごくごく飲んでバクバク食べても、
「がっついてる」ように見えないからいいな、
食べっぷりがいいというか、
気持ちよく平らげていく、というか。
私もそうなって立食クイーンになりたいです。

投稿: はなもげら | 2006年1月29日 (日) 18時48分

farafelさまへ

400人ものパーティー、すごそうですね。

一口サイズのおつまみ、カップに入ったサラダ、
パーティーに欠かせませんね。
でも、一人が一口サイズ5個食べると、
400人で2000個。
一皿16個乗っていて、125皿。

お皿の数だけですごい数ですね。
ケータリング会社が全て用意するのでしょうか?

お弁当のパッケージも、日本とはぜんぜん違って、
とてもおしゃれですね。
ケーキ付きのお弁当ですね。


投稿: nana (kinotable) | 2006年1月30日 (月) 06時48分

はなもげらさん、こんばんは。

コメントを読み、頭に浮かんだのは、こちらの人はサンドイッチの食べ方が上手い。

あんな大口で食べなきゃいけない食べ物を、なんだかかっこよく食べているじゃあありませんか。

帰国するまでに、あのかっこいい食べ方、自分のものにするぞ!

投稿: farafel | 2006年1月30日 (月) 08時24分

nanaさん、こんにちは。

わざわざ計算していただいたのですね。
もう考える気にもなりませんでした。

おっしゃるとおり、すごいお皿の数でした。
グラスも。専用のケースがちゃんとあるのですよ。

お弁当にはちゃんとグラスと本物のカトラリー、それからなぜか砂時計がついていました。(急いで食べろということ?)
値段表もついていて22ユーロでした。高ッ!

投稿: farafel | 2006年1月30日 (月) 08時27分

こんにちわ
雄平@実りのときブログ
です。しばらくです。
オルセーでパーティとは、さすが花の都ですね。うらやましいかぎりで、いつか私も話の種に参加したいと思います。
夕方、オルセーでモネやゴッホを見てから、ぶらりとパーティにという趣向でしょうか。

では、また。

投稿: 雄平 | 2006年2月 1日 (水) 08時53分

雄平さん、こんにちは。

お久しぶりです。

残念ながら、このパーティはアリアンス関係者だけなのですよ。

でもレストランでお食事はできます。行ったことがないので、味はわかりませんが、すばらしく豪華な内装です(当たり前ですが)。

そして、その大理石のテーブルは、私がえっちらおっちら運んだものです。

ちょっとアピールしてみました。

投稿: farafel | 2006年2月 1日 (水) 17時24分

こんばんは!
たとえ、裏方さんでもすごくいい体験ですね!
それに、私がパリで一番好きな美術館はオルセーなんです♪
いいなぁ、そういうパーティー行ってみたい☆

投稿: Mon plaisir ☆ | 2006年6月11日 (日) 00時59分

Mon plaisir☆さん、こんにちは。

そうですね。
なんでも体験しなければ、をモットーにしております。

オルセーはやはり美しいですね。

パーティは立食で、そこまできらびやかではなかったのです。
場所がオルセーというだけで。

投稿: farafel | 2006年6月11日 (日) 07時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146440/8383439

この記事へのトラックバック一覧です: オルセーの”ガラ”の裏方さん:

« フレンチに飽きたら・・・②―台湾料理― | トップページ | ピエール・エルメのイスパハン »