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2006年1月23日 (月)

LEDOYENのキッチン

 コルドンでは授業の一環として、クラスの生徒、みんなでパリのレストランに出かけ、食事するイベントがある。table
 
 レストランはレベルで変わる。初級コースなら気さくなビストロ系、中級なら1つか2つ星クラス、そして上級なら3つ星クラスのレストランへ行くのだ。

 私は初級ではMartyというゴブランのレストラン、中級は有名シェフ、Roland DurandLe Passifloreに行った。

 今回は三ッ星のLEDOYEN(ルドワイヤン)へ。シャンゼリゼ通りに建つ一軒家だ。

 入り口に「ル・コルドン・ブルーご一行様はこちら」という看板が立てられ、メインエントランスからは入れず、庭を通って個室へ・・・。修学旅行生のようじゃない?

  シャンパーニュとおつまみをつまんだ後、キッチンを見せてもらうことに。

  当然だが、キッチンは広い!

kitchen 同店のシェフ、クリスティアン・ル・スケー(Christian Le Squer)氏が銀器に固定したヘンテコなマイクで説明してくれた。サービス精神旺盛で、気さくな感じの方だが、輝くような経歴の持ち主でもある。

 ル・スケー氏は1962年生まれ、ブルターニュ地方出身。リュカ・カールトンレスパドンなど有名店を経て、インターコンチネンタルホテルのメイン・ダイニング「オペラ」のシェフに。ほとんど知名度のなかった同店をわずか4年で2つ星レストランに昇格させた。その凄腕を買われ、ルドワイヤンへ。2002年版ミシュランで同店に三ッ星をもたらし、それ以降星を維持している。

 受けた印象は、「Passion(パシオン/情熱)の人」だ。その言葉に、何度「Passion」が出てきたことか。かなり”熱い”シェフのようだ。

kitchen2  キッチンで働くシェフの若さにも、驚く。20代前半が中心といったところか。日本人の方も数人働いていらっしゃった。

 その外観から、(勝手に)クラシックな印象を持っていた同店だが、キッチンで作られていた料理にはかなりモダンな要素が。デコレーションされた透明なシートを一枚、一枚、皿に貼り付けていくシェフ。緑色の液体を別の液体に入れ、丸いゼリー状の球にしていくシェフ。

 目の前で作られているものが何なのか、何がなんだか、さっぱりわからない。kichen3

 やはり、本当のキッチンで働いてみなくては、”フレンチ最前線”を知ることができない!と痛感したのだった。

 

 さて、テーブルに戻り、ディナー開始。

 この日の「コルドン生向けメニュー」。やっぱり修学旅行生な私たち・・・。

 Cremeux d'Oignons Doux, Lait Glace de Romarin(甘いタマネギのスープ、ローズマリーの牛乳アイス添え)
  Poudre de Foie Gras facon Saint-Honore, Consomme de Canard(サントノーレ仕立てのフォアグラパウダー。鴨のコンソメ添え)
  Pastilla de Volaille epicee et Citronnee(レモンとスパイス風味の鶏肉、パイ包み)
  Pre-Dessert(プレ・デザート)
  Baba/Pommes au Cidre, Chantilly de "Granny Smith"(シードル風味のババ、”グラニースミス”のクリーム添え)
  Cafe et Mignardise(コーヒーとプチフール)

  Chateau Gaudiet, Loupiac,1996
  Coteaux de Languedoc, Pic Saint-Loup Mas Bruguiere, 2000
 

 ヒラメリ・ド・ヴォーなど、シェフのスペシャリテをちゃんと食べたかった・・・。行かれた方のサイトを拝見すると、お皿はJ・L Coquet? むむむ。本館は、かなりゴージャスな雰囲気なのだ・・・。 

 三ッ星は団体で行くものではない。あーだ、こーだと悩みながら、好きなものを注文するのが楽しいのだ。リベンジを誓い、帰宅したのだった。

  ○LEDOYEN
  8 AVENUE DUTUIT - CARRE DES CHAMPS-ELYSEES
  75008 PARIS
    Tel : 01 53 05 10 01shuugaku
    metro:Champs-Elysees-Clemenceau
    休:土日、月曜昼

  ○J・L Coquet
  http://www.porcelaine-jlcoquet.com/lang.php

  ※年末のCDG空港で、制服の集団に遭遇し、思わず撮影。これが本物の修学旅行生です。

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コメント

こんにちは~食事会はルドワイヤンだったんですねー私の時も修学旅行生みたいでした。。サービスはイマイチででしたが、さすがおいしかったのは覚えてますよ

投稿: haruka | 2006年1月23日 (月) 20時19分

harukaさん、こんにちは。

上級はルドワイヤンばっかしなのでしょうか?

おそるべしシェフB!

今日も「トレビアン! アンペキャーブル!」と朝から実習の皿をバクバク食べていました。いつもご機嫌さん。

投稿: farafel | 2006年1月24日 (火) 06時08分

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