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2006年1月30日 (月)

Drouant

 友人の誕生日のお祝いに選んだレストランは、オペラのDrouant。ずっと閉まっていたが、最近リニューアルし、なんだかいい雰囲気、と気になっていたところ、Figarohttp://www.figaroscope.fr/restaurants/c_est_nouveau_158.html)で紹介された。

 Drouant。もともとはフランスで最も権威のある文学 賞(フランスの芥川賞!?)と言われる「ゴンクール(Goncourt)賞」の審査会場として知られるレストラン。受賞作家のサインがモチーフとなったグレーの外観が目印だ。drou1

 その由緒あるレストランに、アルザス、ストラスブールの三ッ星シェフAntoine Westermannが新風を吹き込み、”今をときめく”レストランになっているというのだ。

 アントワーヌ・ウェステルマンというより、サン・ルイ島Mon Viel Ami(モン・ヴィエイユ・アミ)のシェフのパリ進出2号店と言ったほうが、わかりやすいだろう。

 モン・ヴィエイユ・アミを知人に教えてもらって以来、カジュアルだけどシックな店構え、気取らないけれどクオリティの高い料理、感じのいいスタッフ、感じのいい客層(最後に行ったときはイヴァン・アタルが来ていた!)と、とても気に入っている店だ。日本人にも人気のレストランだ。

 これはチェックしなくては!

 そう思っている人は、当然私だけでなく、土曜日だったこともあり、フランスにしてはかなり早い時間(19時半)にしてやっと予約できた。

entre

 アペリティフにシャンパーニュをいただきながら、メニューをじっくり眺める。季節のおすすめに「ポトフ」を見つけ、かなり気になる。毎度のことながら、迷う。

 アントレは野菜、魚介、クラシック、多国籍(フュージョン)の4種から選ぶ。それぞれが小さな4種の小皿でサーブされるから、あれこれ交換して食べることができる。これはフランス料理では珍しい。

  が、隣の年配のカップルは、交換せず、回転寿司のようにenre1お皿を積み上げて食べていた。やっぱりフランス人、シェアする習慣がないのだなー。

 私はアルザスっぽいフォアグラやウサギのリエットがついた”クラシック”を。友人たちは野菜、魚介を選んでいた。

 プラは肉、魚料理がそれぞれ5種類くらいずつ。ロニョン豚バラ肉をカリッと焼いたもの、サン・ジャックのポワレをそれぞれ頼んだ。rognon

 以前、モン・ヴィエイユ・アミで食べたロニョンがとてもおいしかったのを思い出したので。そう、隣で食事をしていたおじ様が、このグロテスクな内臓料理を嬉々として食べる日本人を見て「君たち、すばらしい!」と褒めてくれたのだ。

 poitrine ロニョンの焼き加減は、おすすめの「ロゼ」で。こちらは奇をてらわず、直球で。大ぶりのロニョンのかたまりがドーンとお皿に盛られてきた。友人の豚もかなりのボリューム。

 付け合せもいろいろ。根セロリのピュレ、ニンジンの煮たもの、焼きニョッキ。陶器のオーブンウエアで出されるから、いつまでも温かい。野菜の甘さが際立っている。

 デセールもアントレと同様、チョコレートアイスとソルベクラシックdessertルーツの4種から選ぶ。同じく小さな4つの皿に盛られてくる。チョコレートとクラシックを頼み、またまたお皿を交換しつつ食べた。キルシュを使ったケーキなど、ここにも”アルザス色”が。

 ワインは当然、アルザスが半分くらい。今晩はロワール(好きなので)のソーヴィニヨン・ブランを。

dessert2 ちまちまと出される皿の中には、卵のサラダやコールスローなど「なぜ、わざわざ?」と思わせられる料理もあったが、ひとつひとつが手間隙かけて作られているのが伝わってくる。「高級な卵サラダ」を食べている感じ。

 料理自体に大きな驚きはないが、食材は上質で、新鮮なのがわかる、みずみずしさが。当たり前だけれども、意外と難しいことらしい。大切なことだ。

 客層は40~50代中心。英語メニューもある。お店の人はとても感じがいい。シェフもまめにテーブルをまわり、客の反応を見ている感じ。

 丁寧な接客だけに、混んで来るとサービスが少し遅くなるが、それはだんだん良くなるだろう。日本人の多いエリアだからか、日本語を少し話すスタッフもいる。入り口右手のバー・スペースでもお料理をつまめる。こちらもいい感じだ。

 最初は空いていた店も、あっという間に満席。ガンガン食べて、飲んで、喋っているグループがいるな~と思って見ると、なんと先週行った「ルドワイヤン」のシェフ、クリスティアン・ル・スケー氏だった。

 三ッ星シェフも偵察に来ているとは!

 やっぱり話題の店なのだ。これを機に、フランス人に「シェア」の習慣が始まるといいのだけど。無理でしょうね・・・。

 ○DROUANT
  16-18, Place Gaillon
    75002 Paris
    TEL:01 42 65 15 16
    Metro:Quatre-SeptembreAntoine

 ○Mon Vieil Ami
  69, rue Saint-Louis-en -l'ile
    75004 Paris
    TEL:01 40 46 01 35
    Metro:Pont-Marie/Sully-Morland

※彼がAntoine Westermann氏。http://www.saveursdumonde.net/relais/france/nord/buerehiesel.htm

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コメント

Mon Vieil Ami は今気になってるレストランのひとつです!
機会があったら行こうと思ってました。
Drouant も良さそうですね、
行かなきゃリストがまたふくらんでしまいました!

投稿: NEPOJA | 2006年2月10日 (金) 19時37分

NEPOJAさん、こんにちは。

行かなきゃリスト、どんどん膨れてしまいますよね。

私も結構、だぶついているのですが、行動的な友人にお尻を叩かれ、今週から来週にかけて、大幅に消化?できる予定です。

おすすめ情報はブログにアップします。よろしければ、行かなきゃリストに入れてくださいね。

投稿: farafel | 2006年2月13日 (月) 08時24分

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