海と山、両方があるカナリア諸島は、豊富な食材に恵まれている。
その長い歴史の中で、ポルトガル、マグレブ、オランダ、そしてもちろんスペインなど多様な国々からの訪問者、あるいは新大陸で財をなして戻ってきた人たちによってもたらされた多様な文化や食材は、郷土料理にも足跡を残したという。
原住民が入植者と穀物を交換したことから様々な穀物で作られるようになり、場所によるいろいろなヴァリエーションを生んだ郷土料理、”gofio”。
”papa”と呼ばれるペルーから持ち込まれたジャガイモに、”batata”と呼ばれるサツマイモの一種。
これら素朴な伝統料理に欠かせないのが、MOJOというソースだ。
緑色のmojo picon verdeと、赤のmojo coloradoがある。
たっぷりのコリアンダー、ニンニク、油、酢を滑らかになるまで混ぜたグリーンには、ジャガイモはもちろん、魚が合うという。
赤は、赤唐辛子、クミン、ニンニク、油、酢を混ぜたもの。皮付きのまま塩ゆでしたポテト(papas arrugadas)にぴったりだとか。
空港で買ったmojoは辛口。「肉にも魚にも、炭火焼き、プランチャ、フリットにもOK。パン、ジャガイモ、トースト、そしてゴフィオにもあう」とラベルにある。mojoを粉末にしたシーズニング・スパイスもあった。
ニンニク、むんむん。オイリーで辛いのは、どこか、アリサっぽくもあり。
レストランで魚のプランチャ?を注文したとき、まわりに添えられていたのもこれ(写真左)。
塩味だけで食べていると飽きることもあるから、味の変化が嬉しかった。
別皿に入れて添えることも。
ディップの要領で、何につけてもいい万能ソースなのだろう。こんなソース、日本にもあるような・・・。なんだっけ、なんだっけ? 思い出せない。
ところで発音は、モホ。
モジョじゃありません。スペイン語ですから。(←勝手に間違えて喜んでいたのは私です)
(参考文献:Canary island cuisine/Everest)

※チーズを頼むと、チーズの上にドライフルーツやナッツがどっさり。
ヤギ、羊、牛の乳で作るカナリア諸島のチーズはおいしいと定評があるそうで。チーズの塩気とコクにフルーツの甘さ・・・エンドレスです。