2011年11月26日 (土)

焼き菓子偏愛主義 ⑦MeertのGaufle

 

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 発売中の雑誌『giorni』は読み応えがある。
 特に、「長尾智子さんパリ1週間」の特集は、すてきなお店や情報ばかりで、今にでもパリに飛び立ちたくなる(ホントに)。

 帰国して4年がたち、パリガイドで取り上げられている店も知らないところばかり・・・。
 アップデートしたいなあ・・・とページをめくっていて目に留ったのが、昨年末パリに出店した、北フランス、リールにあるMeert(メール)という老舗パティスリーのGaufle(ゴーフル)だ。


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 夏に、「最近流行っている」とフランス土産にいただいた。
 長細い楕円のゴーフルが何枚か重なって紙に包まれている。オランダ土産の定番、ストロープワッフルよりもっと湿っていて、へな〜っとしている。
 本当にこれが流行っているの?

 「冷蔵庫に入れてはだめ」と言われても・・・。
 夏という季節柄、あまりおいしそうに見えなかったのだが、恐る恐るいただいてみると、中にはヴァニラが効いたバタークリームが挟まれている。
 砂糖がジャリジャリして、小さい頃食べた砂糖バタートーストをを思い出した。

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 懐かしくてシンプルな味で、見た目よりイケたのだった。

 スーパーでも菓子メーカー版のゴーフルが売られているほど!(写真右)

 疑ってすみません。

 ○Meert
 16 rue Elzevir 75003
 Paris
 TEL: 01 49 96 56 90

 ※調べてみると、Meertの本店は、1761年に創業。マダガスカル産ヴァニラを使用し、Charles de Gaulleもお気に入りだった郷土銘菓だという。
 歴史的建造物としての価値も高く、『the guardian』のリール特集では、訪れるべきトップ5の3位に入っているし、上海万博にも北フランスを代表して出店していたという由緒正しきパティスリー。
 来年のデパートのフランス展あたり、日本上陸したりするのでしょうか?

 

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2011年11月20日 (日)

Le Beaujolais nouveau est arrivé! 2011

            

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去年に続き、今年も絵がかわゆい。

 

par Marcel Lapierre


なんだか今年は、とてもおいしく感じた。
新酒の瑞々しさが心地よく。

日頃、安いワインばかり飲んでいるからかもしれませんね・・・。

            

 

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2011年11月 3日 (木)

OPENharvest

 

 東京都現代美術館で開催された食とアートのイベント、「OPENharvest」に行く機会に恵まれた。

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 米国・サンフランシスコのレストラン、「シェ・パニース」のスタッフがミュージアムとコラボレートし、Soil(土)・Water(水)・Future(未来)・Education(教育)などのテーマで展開するアートイベント。今回、「harvest(収穫)」をテーマに日本に初上陸した。

 「OPEN」は「畑と食卓をつなぐ食の透明性」を意味するという。

 こんな時期だから、安全な食材の重要性、オーガニック食材のおいしさはわかるものの・・・。

 「食」というテーマにこだわり過ぎると、窮屈に感じることもある。決まりもいろいろムズカシそう。ちょっとスノッブな印象もある。
 単純に、「おいしいから」だけじゃ、ダメなのだろうか。

 OPENは、そんな(意識の低い)私でも、素直に楽しめるイベントだった。

 前菜代わりに、”小林ちよこさん”が栽培したプランター植えのハーブをちぎって口に運ぶ(写真上)。ロケットやカラシ菜はもちろん、シブレットが思いの外、いいおつまみになる。指に土がついても気にしない。
 足踏み脱穀機で脱穀したり、コーヒー豆を火にかけて煎ってみたり。
 メインイベントの鹿の解体作業(写真中央)を間近に見たり。

 都会に居ながらにして、収穫を疑似体験

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 サラダ、ブイヤベース、鹿バーガー、鹿のたたき、野ハトとキノコ、魚沼産コシヒカリのおにぎり、自分で絞るミカンジュース(写真下)、デザート、八海山、カリフォルニア産バイオダイナミックワイン、コーヒー・・・アートイベントだけに、料理のプレゼンテーションはもちろん、ワンウェイの器ひとつとってもこだわりが感じられる。

 

 次はどれをいただこう? この料理に合うワインはどれ? 縁日や模擬店のようなワクワク感。『農場の少年』に出てくる垂涎(すいぜん)の”収穫祭”の場面を思い起こさせる。

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 ああ、そうだ。食べ物好きを自覚したのは、この本を読んだ時だったかも? そんなことを考えながら、アルマンゾに負けない勢いで、満腹になるまで食べ続けた。

 

 The joy of harvest is enjoying its gifts as they are.(収穫の歓びは、そのまま食べる歓びです)

 日々の食に感謝。そして、ごちそうさまでした。

 

OPENharvest: http://www.openharvestjapan.com
Foodlight-project:  http://foodlight-project.blogspot.com

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2011年9月28日 (水)

ダルタニアンのふるさとに・・・


 ポール・W・S・アンダーソン
監督の映画『三銃士』の予告編にわくわくした。
 これぞエンターテイメント。

 ご存知の通り、原作は仏作家アレクサンダー・デュマによる小説『Le Trois Mousquetaires(三銃士)』。世界的に有名な物語だが、ご当地フランスでは何度も映画化されたほか、子ども向けの絵本やアニメはもちろん、CMのモチーフになるなど、国民的小説なのだ。

 主人公、ダルタニアンの出身地は、フランス南西部のガスコーニュとかつて呼ばれたエリア。ピレネー山脈に囲まれ、大西洋に面している。

 そのなかのミディ=ピレネー地域圏にあるGersという場所でシャンブル・ドットを始めたと知人からの便りを受け取った。

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 アーティストの知人が長い時間をかけてリノベーションし、このたび完成させたB&BはLa Maison de Bazugues
 ”La chambre blanche""La chambre beige”"La chambre rouge"などと名付けられ、広々とした部屋は、シンプルながらどれも「さすが!」のシックな仕上がり。

 もちろん彼女の作品が各部屋に飾られている。

 大きなプールもある。

 写真のワークショップ(子どもむけクラスも有り)、ヨガ教室などアクティビティが用意されているから、田舎に飽きても大丈夫。

 しかも、フォアグラアルマニャック鴨料理・・・。食いしん坊垂涎(すいぜん)必至の土地ならではの料理教室も予定しているのだとか。

 なにもせず、広大な敷地をのんびり散策するのも良し(ロバが2頭!)。

 朝食付き1泊100ユーロ、2泊から。

 パリから行く週末の旅にぴったりでは?
 今度のToussaintの休暇なんていいですね。
 『三銃士』ゆかりの地を巡る旅とか。いかがですか? うらやましい。

 ○La Maison de Bazugues
  32170 BAZUGUES
  TEL:05 62661465
  Port:06 8484 5084
  mail:marie_parmentier@nordnet.fr

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2011年9月10日 (土)

焼き菓子偏愛主義  ⑥JULES DESTOOPERのgalettes au beurre

 

 

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 今年で125周年を迎えたベルギーの老舗ビスキュイトリ、Jules Destrooper(ジュール・デストルペ?デストルーパー?)。

 フランスはもちろん、日本のスーパーでも販売されているお馴染みの商品。
 日本ではチョコレートでコーティングされたビスケットやフロランタンをよく見かけるけれど。
 オーセンティックで有り続けること。いまだ秘伝のレシピを使用、家族経営、本物のバターなど良質な素材を使用、王室御用達・・・こだわりポイントもたくさん。
 押しも押されぬ、ベルギーの有名ブランドなのだ。

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 シグニチャー商品は、やはり、このgalettes au beurreだろう。
 JDの刻印が、由緒正しい感じ。
 ひとつひとつ形が違い、手作り感が漂っている。

 サクサクのビスキュイはほどよいバターの香り
 バターむんむんのリッチなお菓子は正直なところ、夏場にはきつい。
 ところがこれは、鼓月の「千寿せんべい」や、「九十九島せんぺい」を彷彿させる軽やかさ。

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 濃厚でないのが調度良く、むしろ新鮮なのだ。

 

 シンプルなだけにアレンジもしやすそうと、試しにジャムを載せていただいてみた。(写真左下)

 アイスクリームやジェラートを挟むのもアリ。でしょう。

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2011年9月 4日 (日)

Homemade Celery Salt

 


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 こよなく愛読しているブログ、101 Cookbooksで見て以来、作りたくてうずうずしていた。

 自家製セロリ塩。

 180℃のオーブンでセロリの葉をカラカラにし、塩とミックスするだけ。

 塩はMaldonを使った。フレーク状なのがすてきだ。

 

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 ベイクしたジャガイモにかけていただいた。
 いつも捨てていたセロリの葉が、かくも香り高いスパイスに変身。

 トマトジュースに入れても。
 ブラディマリー、おいしくなるかな?

 もちろん、トマトにかけてシンプルにいただくのもおいしい。

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2011年7月 9日 (土)

clafoutis aux cerises

 

 

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  サクランボの季節

 アメリカンチェリーが袋詰めされて安くなっていた。
 サクランボのクラフティ(clafoutis aux cerises)を作ろう。

 クラフティはフランス中南部、リムーザン地方発祥のお菓子。サクランボをフラン生地で覆い、焼いたもの。

 「種は取るべきか、取らないべきか」

 味にうるさいフランス人なら、当然、「non!」と言うだろう。
 でも食べるときにいちいち種を出すのが面倒くさい。

 悩んだ末、半分、種を抜いてみた。

 焼いていると、サクランボのjus(果汁)がたくさん出てしまった。もったいない。
 やはり種アリで焼くべきだった。

 食事の前に焼き上げ、デザートにtiede(生暖かい)になったのをいただくのが好きだ。

 ロゼワインと一緒に。夏らしい一品。

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2011年7月 2日 (土)

夏ですね

 

 

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 6月とは思えない暑さに、早くもダウンしてしまった。
 昨年ほどの猛暑にはならないらしいとはいえ、先が思いやられる。

 夏になると、タコスやチリといったTex-Mex料理が食べたくなる。冷たいビールに合うからだろう。
 暑いキッチンで、それほど火を使わずに作れるのもいい。

 さっそくナチョスを作ろう。

 トルティーヤチップスを敷き、チーズをかけてオーブンかレンジで温める。チーズが溶けたら、ハラペーニョ、オリーブなど具材、サルサやグワカモーレ、サワークリームなどを好みで添える。

 暑いというのに、トッピング用にチリ(コン・カン)まで作ってしまった。
 キッチンの暑さにグワカモーレを作る気力がなくなり、ダイスに切ったアボカドをトッピングした。

 サワークリームを買い忘れるという痛恨のミス!があったものの、スパイシーな風味のおかげで食欲が戻ってきた。

 

 ※Nachos(ナチョス)メキシコピエドラス・ネグラスというテキサス州との国境近くの街にある「ヴィクトリークラブ」というレストランで生まれた。
 店のウエイター、 Ignacio "Nacho" Anaya(イグナシオ・ナチョ・アナヤ)氏が閉店後に訪れた米国人客に、余ったトルティーヤを3角に切り、ロングホーンチェダー(コルビー)をかけて温め、ハラペーニョとオリーブをトッピングしたものを出したのが始まり。
 ”Nachos especiales(ナチョのスペシャル)”と彼のニックネームがそのまま料理名として広まったという。(参考)

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2011年6月 5日 (日)

homemade granola aux 美生柑


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 宇和島特産美生柑(みしょうかん)をたくさんいただいた。ありがとうございます。

 文旦(ぶんたん)から生まれた品種で、和製グレープフルーツとも呼ばれ、穏やかな酸味、さっぱりとした甘みが特徴だという。

 

 「皮はマーマレードにしてもおいしい」というので、もしかしたらおいしいかも・・・と自家製グラノーラに入れてみた。

 

 

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 オーツ、ひまわりの種、ナッツ、ドライフルーツを混ぜたボウルに、すりおろした美生柑の皮を加える。
 温めたバター&蜂蜜を回しかけると、柑橘系のなんとも良い香りが立ち上った。



 

 

 

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 黄金色に焼き上げ、さっそく美生柑の果実とヨーグルトを添えていただいた。

 

 穀物の香ばしさの中に、柑橘の酸味や苦みがところどころに現れ、なんと爽やかなこと!

 そのままをスナックでいただいてもおいしい。

 グラノーラを入れたジャーの前を通る度、ついついつまみぐいしてしまうのが難点。






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 ※最近のグラノーラ・コレクション

 

 ○Urth Caffe

  LAで人気のオーガニックカフェ、「アース・カフェ」のグラノーラをおみやげでいただいた。ありがとうございます。
  ブルーベリーやクランベリー、ひまわりの種が入り、スパイシーな風味。

 

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 ○Rose Bakery
  塊がゴロゴロしていて、噛みごたえアリ。穀物の種類もいろいろ。

  

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2011年6月 4日 (土)

モロッコ、ひとかじり  ④タジン♡

 

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 北の「アイリッシュシチュー」、南の「タジン」

 外国の料理なのに、肉じゃがを食べているかのような、ほっとする味わいに引かれるのは私だけではあるまい。

 パリではフランス料理に食傷した時、近所のモロッコ料理店で癒してもらったものだ。
 

 モロッコでは、とんがり帽子のような蓋付きの土鍋「タジン」で作った煮込み料理を総称してタジンと呼ぶ。
 羊、牛、鶏、鴨、魚などの肉類や野菜に、スパイスやオリーブ、ナッツ、プルーン、レーズンやレモンなど果物を加えて火にかけ、蓋をして弱火でじっくり蒸し煮するのだ。

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 メニューを開けば種類がいろいろあって悩むが、結局、tajine d'agneau aux pruneaux(プルーン風味の羊肉のタジン)を注文することが多い。
 プルーンと一緒に煮込んだおかげで肉はやわらかく、しっとり、まろやかだ。(写真右は羊とイチジク。これも好き)



Img_5175 パリのレストランではきれいに塗られたタジンで出てきたが、モロッコの街中で見かけたのは素焼きのままのもの。この素朴な感じの方が断然、雰囲気がある。(←その分、割れやすそうだが・・・)

 

 ずらりと火にかけられた様はなかなかの壮観!
 残念ながら、庶民的なタジンは体験できず・・・。

 右上の料理写真はツーリスティックなレストランのタジン。もちろん、これはこれでとてもおいしかった。

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 ※”蒸し野菜ブーム”とともに、有田焼のタジン鍋が大型スーパーのキッチン用品コーナーに並ぶほど、「タジン鍋」は日本の食生活に急速に進出していった。

 ところがその後、電子レンジで使えるシリコンウェア、”ルクエ”が台頭。タジンブーム、一段落といったところだろうか?

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